空の境界 第六章 「忘却録音」


「忘却録音」


原作:奈須きのこ
キャラクター原案:武内崇
キャラクターデザイン・作画監督:須藤友徳/小笠原篤
脚本:平松正樹 (ufotable)
監督:三浦貴博
アニメーション制作:ufotable


空の境界 第六章 「忘却録音」。別名 「鮮花ちゃん祭り」。


第五章までの雰囲気とは大きく違う事と、原作のエピソードを大幅に削って鮮花中心のシナリオに再構成している事で、
評価の分かれる作品となっているようです。 自分は 「鮮花が可愛かった」 というだけで楽しめましたけどね (笑)。




第五章の終了後に流れた予告編で、余韻に浸っていた観客を唖然とさせたと言う鮮花ウインク。
確かに 「矛盾螺旋」 を見た後でこれが流れたら、あまりのギャップに戸惑うかも。


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式と鮮花の出会い。いや、このフレンドリーさは「織」の方でしょうか。
大好きなお兄ちゃん(笑)が部屋に女を連れ込んでいる事に驚愕する鮮花。


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鮮花が橙子から依頼されたのは、「礼園の中で妖精を操って生徒を不安に陥れている、魔術師の発見と排除」。
そして妖精が視えない鮮花の 「目」 の代わりとして、妖精が視える式が礼園に送り込まれる。


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鮮花 『私は特別な物が好きなの。禁忌とか呼ばれるものに惹かれる性質みたいなんだ。』

鮮花 『好きな相手が近親なんてむしろ幸運な事だって思ってる』
『この変態』
美沙夜 『実の兄を心から愛しているなんてあなた、とても…良くってよ』


他人からはボロカスに言われてる鮮花ですが、恥ずかしさで真っ赤になりながらも開き直る所がまた可愛いです。


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皐月 『私がこの国に来たのは荒耶宗蓮に乞われたからです。君が忘却してしまった2年前の記憶を返せとね』


封印指定の魔術師、「ゴドーワード」 の玄霧皐月。式が失った記憶の再生の為に日本にやって来た。


美沙夜 『あははははは。良くってよ、良くってよ… 黒桐さん!!


妖精を使役し、「橘佳織 焼身自殺未遂事件」 の記憶を生徒達から奪っていたのは黄路美沙夜。


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式 vs 皐月の戦いは、五章までの式のアクションシーンと比べるとかなり控えめな感じです。
皐月はホントに式の記憶を再生しただけで、さっさと姿を消してしまいました。


その分、鮮花 vs 美沙夜(妖精)のアクションにはかなり力が入っており、発火魔術⇒椅子の上ダッシュ⇒
スカートの裾破り⇒踵落としと、「スーパー鮮花タイム」 を堪能させてもらいました。


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『終わったのか?』
鮮花 『バッチリ!』


「空の境界」 は感情を素直に表に出すキャラが少ないので、鮮花の感情表現の豊かさはやはり目を惹きます。
心なしか式も鮮花に対する時は、表情が柔らかめになる気がします。


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瀬尾 『お疲れ様、鮮花ちゃん』


瀬尾登場。とりあえず顔見せだけです。瀬尾ファンへのサービスか、「未来福音」 制作の伏線?


橙子 『ゴドーワード・メイデイ。封印指定の魔術師も、今回は無駄骨に終わったようだな』


今回は鮮花への助言だけだった橙子。皐月に 「無駄骨」 だと言ってるのは、荒耶に乞われて来たのに、
その荒耶が既に式によって倒されていたから、って事でいいのかな?


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鮮花 『この前私をすっぽかして、式と出かけた罰よ』


事件解決に奮闘した鮮花の為に、式が気を利かせて幹也と2人きりの時間を作ってくれる。
兄さんと二人きりの時間を満喫する鮮花かわいいよ鮮花。


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鮮花 『この時、私にとって黒桐幹也は大切な人に…絶対失ってはいけない物になったんだと思う』


鮮花にとっての原風景。ちび鮮花も可愛すぎます。
遠坂凛に似てる気もしますけど、自分は遠坂も好きなので全く問題ありません。


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里緒 『あんた何者だ』
荒耶 『魔術師、荒耶宗蓮。君の名は?』
里緒 『シラズミ―― リオ』
荒耶 『惜しいな。一文字違えば、君は獅子だったのに』


第七章 「殺人考察(後)」 予告。これまた第五章を見た後の予告とは逆の意味で、気持ちを真逆に持っていかれます。
荒耶が 「一文字違えば」 と言ってるのは、 「リオ」 と 「レオ(ライオン)」 が一文字違いと言う事ですね。



―― 空の境界 第六章 「忘却録音」 (了)




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