決勝に入ってから2年以上に渡った戦いも、今回で遂に終止符が打たれます。
ようやく 「麻雀を打ち出した」 衣が、咲の 「一緒に麻雀を楽しもうよ!」 という言葉を受けて、出した答えとは――。
衣 『感覚の傀儡になるのではなく―― 感覚を選択肢の一つとする』
藤田の表現では(感覚に)麻雀を打たされていた衣でしたが、この場面ではその感覚を 『選択肢の一つ』 だとしながらも、
感覚を信じて負けたことが無いという 『今までの自分と同じ打ち方』 を選びました。
しかし、負けたことが無い衣が 『敗衄するするような事があるのなら』、生まれ変われる筈が無いと決め付けていた衣自身も
『生まれ変われるかもしれない』 のだと……そんな期待を込めて、この一打を 「選んだ」 のでしょうか。
そして衣の選んだ を大明槓した咲。振り返って確認してみると、大将戦でこれまでに咲が和了った嶺上開花は
暗槓と加槓だけで、大明槓はここで使うために取ってあったようですね。
この 「大明槓からの嶺上開花は責任払い」 というルール。ご丁寧にもアニメ版第18局で事前に説明してくれたおかげで、
最終決着にこのルールを使うことが予想が出来てしまったのは、ちょっと余計だった気がします。
カン1回目 :
カン2回目 :
カン3回目 :
咲の和了り役は、清一(5飜)、対々和(2飜)、三暗刻(2飜)、三槓子(2飜)、赤(1飜)、嶺上開花(1飜)、数え役満32000。
衣の責任払いで最終結果は、清澄 :137700(105700+32000)、龍門渕 :136200(168200-32000) になると思います。
―― これで県予選団体戦も全て終了となりました。
開始当初は4チーム全てにドラマが用意されてるとは思いませんでしたが、それぞれ主人公チームを脇役に追いやるほど
個性的なキャラクターが揃ってましたし、その分各対局も盛り上がったんじゃないでしょうか。…次鋒戦を除いて(笑)。
県予選開始前には、個人戦がありそうな話も出てはいましたが、この後はどうなるんでしょうか。
ここからはアニメ版の方が先行しそうなので、そちらと展開がどう変わってくるのかも注目になります。
―― 第52局 「開花」 (了)
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