咲-Saki- 第74局 「神鬼」 



サブタイトルからして姫様の覚醒を予感させるものでしたが、遂に 「牌に愛された子」 神代小蒔が覚醒(睡眠)。
そして前回末原先輩に 『ぶちかましてや』 と期待されていた上重漫は――… 『また不発やった…!!』 (笑)。




まず姫松の末原先輩(恭子)と、愛宕主将の妹(絹恵)の名前が判明しました。
残る一人は名前も出ないまま扉絵に出て来ましたが、回想シーンに登場してるので少なくとも1年生では無さそうです。


スカート嫌い(?)の末原先輩の分析では、スズは勝つ時は爆発的に勝つけど、ラスが多いせいでオカや順位点での
マイナスが響いて負け越しているようです。それを無視した収支の累計なら、姫松でトップになれる位の実力とのこと。
しかし不発に終われば、ただのラスばかり引いてる打ち手なわけで…。かなりギャンブル性の高い先鋒起用ですね。



姫松の作戦指示などは末原先輩が出してるっぽいですが、実はちゃんと監督(まだ代行?)が居たようです。
15ヶ月前に入院してた善野監督がその後どうなったのかが気になるところですが、回想時点の末原先輩は、赤阪郁乃
監督代行のことを、あまり快く思っていなさそうな節が感じられます。まぁ少しウザそうな人ではありますけど(笑)。


ついでに宮守女子にも、熊倉トシさんという引率兼顧問が居たようで、麻雀部にコーチとか監督とか顧問が居るか
居ないかは、それぞれの学校によるってことみたいですね。


鬼になった姫様のイラストを誇らしげに見せるエイスリンですが…もしかして喋れないキャラなんでしょうか。
首から下げたボードと耳に挿したペンはコミュニケーションを取るための物?



そして試合は一気に後半戦のオーラスへ。せっかく末原先輩が回想シーンまで入れてスズ爆発への流れを作って
くれたのに、不発で終わっちゃうあたりさすが大阪のボケ担当は一味違います。


タコスは 『東場で連荘して終わらせる』 とか言ってたので、南場は相変わらず弱いのかと思いましたが、一応これは
合宿の特訓で克服していたようです。試合前、部長がタコスに 『練習どおりにね』 と言ってたのは、この辺りの特訓の
ことを言ってたのかもしれませんね。


でも、スズは 『結局岩手と長野にやられっぱなし』 とは言ってますが、半荘後半戦のオーラスまで進んでた割に、
前半戦東二局からほとんど点は動いてません。スズも爆発しておらず、姫様も 『フツウ』 の状態だったと考えると、
『やっとシロらしい和了り』 を見せた白望がそれほど上がって来なかったのは、ちょっと意外でもありました。


いくら特訓したとはいえ、南場のタコスくらいは追い落とせる力があると思ってたんですが…。



既に南場に入っていることを思うと、タコスがリーチをかけてる時点で、確かに特訓の成果がうかがわれます。
しかし奇しくもタコスのリーチに呼応するかのように覚醒状態に入った姫様。タコスは南場での成長が逆に仇となる形に…。


覚醒した姫様は、鹿児島の山中深く―― 女仙だけが住む仙境から降りてきた神鬼。六女仙を従える、霧島神境の姫。


オーラスの親が誰だったのかわかりませんが、後半戦の起家がまたタコスだとすると、三倍満で24000点でしょうか。
とりあえずアニメの九連宝燈も合わせて考えると、姫様の能力は手が一色に染まったりする…とか?


永水和了形       ドラ :


清一色E、平和@、一気通貫A、一盃口@、赤@   子三倍満 : 24000 (※姫様を子と仮定)


先鋒戦 最終結果 (不確定)

順位選手名学校名学年点数点数差
▲1小瀬川白望宮守女子3115000
▲2神代小蒔永水女子2100700-14300
▼3片岡優希清澄199900-15100
▼4上重漫姫松284400-30600


白望が言ってるように、起きてる状態だと覚醒気配が雲散霧消してしまうようですが、覚醒してなかったっぽい前半戦
東一局と今回の睡眠の違いがどこにあるのかがわかりません。それに、宮守顧問の熊倉トシさんが言っている 『六女仙』
というのが、何で「六」 なのかも不明ですね。


ということで、急に駆け足となりましたが先鋒戦はたぶん終了。先鋒に最強選手を置いてたのは永水女子だけでしょうし、
その永水にしても姫様はトバされなければなんでもいいという位なので、4校とも緒戦は想定内といったところでしょうか。


ただ姫松は 「トップとの点差を3万点以内に抑える」 のがスズの仕事だったので、若干オーバーなのかもしれません。
果たしてスズは 「デコに油性」 を回避出来たのか、それとも末原先輩の 「愛のムチ」 を受けるのか。



次回からは次鋒戦に入ると思いますが、県予選の一回戦以来となるまこの活躍は見られるんでしょうかね。
せっかく合宿で 「特殊な初心者」 のデータを収集したので、タコス同様特訓の成果を見せる機会はありそうですけど。


この二回戦に 「特殊な初心者」 が居るとすると、永水女子の狩宿巴か滝見春かなぁ。姫松の残りの面子は全員1年以上
麻雀部に居たことが今回わかってますし、宮守女子も全員3年生だからたぶん初心者は居なさそうな気がしますし。
まぁ、一応準決勝以降で出て来る可能性や、特訓が無駄になる可能性もありますが。


そしてまたしても次号休載…ってことで、そろそろ単行本作業に入ってくれてると嬉しいですね。



―― 第74局 「神鬼」 (了)




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