西尾維新氏原作の 「刀語」 第二話。原作は未読です。
今回の相手は、鳥取藩の因幡砂漠にそびえる下酷城の城主。 「斬刀・鈍」 を所有する居合いの達人、宇練銀閣。
化物語(アニメ)にはメインキャラ以外の登場人物が一切出て来ませんが、こちらはモブキャラも出て来るようです。
一話の蝙蝠に続いて登場した真庭忍軍の真庭白鷺は、何を言ってるのか分からないので宇練の仲間なのかと思ったら、
あっさり真っ二つに。まさかこんな個性のあるキャラを、宇練の強さを見せる為だけのかませ犬として登場させたのか。
それ以前に、まず白鷺の言葉が宇練に通じてるところが、突っ込みどころなのかな(笑)。
今回の宇練は蝙蝠のような 「いかにも雑魚キャラ」 な感じではなく、剣士としての生き様が格好いいキャラでした。
既に砂漠化して人も住まなくなった土地、その因幡の城主として国を守り続ける意味――。
宇練 『剣士には守るものが必要だ。そうでなければ戦えなくなる』
この言葉どおり、因幡を、下酷城を、そして斬刀・鈍を守る宿命を背負うことで最期まで剣士であろうとしたわけですね。
そして剣士としての死に場所を、ずっと求め続けて来たのかな、と。
今回は七花も宇練との言葉のやり取りがなかなか気が利いてて良かったですし、奥義 「落花狼藉」 もいい感じでした。
七花 『ただしその頃には、あんたは八つ裂きになってるだろうけどな』
さらに、とがめに言われて投げやり気味に決めた口癖が、キメ台詞としてハマったのは上手いなぁと思いました。
最初はキャラクターデザインが好みに合わないかなぁ…と思ってたんですが、田村ゆかりさんの演技が上手いので
だんだんとがめが可愛く見えて来ました。それにアクションシーンも、無手 vs 刀の面白さが出てると思います。
視聴前に比べるとだいぶ評価が上がって来てますが、月に一話ずつなのが辛いですね。
―― 第二話 「斬刀・鈍」 (了)
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