咲-Saki- 第57局 「四校」 



龍門渕の県予選後日談をメインに、色々と話が動いて来ました。
アニメと同じように合宿が行われるのと平行して、新しい展開が用意されているようです。




咲と対峙して初めて自分の感覚に迷いを見せたあの場面。
感覚の傀儡となるのではなく、自分から感覚を信じて打つ事を 「選んで」 衣が確認することを望んだのが、


『 衣は独りぼっちなのかどうか――… 』


今まで自分の感覚通りに打って負けた事が無く、その異質さゆえに特別扱いされる事で自分自身でも壁を作ってしまい、
周囲から孤立してしまっていた衣。


あの場面でも、感覚を信じた打ち方で今まで通りに勝ってしまうようなら、これまでと何も変わらない筈でした。
しかし結果は、衣の感覚を超越した嶺上使いの咲に敗衄。


負けた事の無い打ち方をして結果が変わる事があるのなら、独りぼっちのまま変わることが無いと思っていた自分も
「生まれ変われるかもしれない」 と確認することが出来た衣は、その時やっと 「特別」 な存在から開放され、そして――



『もう、壁は無い――


自らを覆っていた壁も無くす事が出来た…と言う感じでしょうか。


アニメでは試合終了後の会場で同じ事をやっていたのを、翌日にしたのは何でかなぁと思ってましたが、
▲ ここのシーンを入れる為かもしれないですね。夜の試合会場でこれをやっても、あまりサマにならない気がするので。


基本的な流れはアニメ版と同じでしたが、衣がずっと孤立していた原因や、オーラスで今までと同じ打ち方を選んだ理由、
そして他の龍門渕メンバーとの距離感などに関しては、原作の方がより分かりやすく描かれたのではないかと思います。


しかし国広くんの私服は、相変わらず突っ込みどころ満載ですね(笑)。



そしてここから新展開に突入。藤田プロと風越の久保コーチが何かの選手を選抜してる様子。
ここでなんと、個人戦がこの時点で既に終了している事が判明しました。確かに個人戦までやってたら、インターハイに
いつ入れるか分からないってのはありましたけど、まさかほとんど触れられずに終わるとは思ってませんでした。


個人戦で優勝したのがキャプテンというのはアニメと同じのようですが、それ以外の結果には今の所触れられてません。
アニメとの整合性を考えるなら残りの代表は和と咲ですが、果たしてどうでしょうか…?


個人戦が終わってしまった事で、唯一の活躍の場を奪われてしまった南浦数絵も一応登場。
アニメで南浦と一緒に登場していた祖父はプロ雀士だったようです。



ついでに団体戦一回戦で清澄と対戦した、千曲東の大将がここに来てまさかの登場。
団体戦の時は、咲の対局そのものが省略されたので名前すら出ていませんでしたが、 「棟居(むねすえ)」 という
名字であることが明らかになりました。何やら帽子のようなものをかぶってますね。


藤田と久保が選抜してるのが何の選手なのかは分かりませんが、相手は外国人のようです。
久保の口から 「ブルーメンタール姉妹」 、 「ニーマン」 という名前が挙げられてます。


普通に考えれば、 「世界」 と戦うならインハイ終了後のような気がしますし、選抜されてるのが県内の選手だけな理由が
分からないです。インハイ前に選抜メンバーで試合をするとも思えないので、何故このタイミングで選抜しているのか…。


そしてアニメでは最終回に行われた 「四校合同合宿」 は、このメンバー選抜の為に藤田主催で行われる事になりました。



【 笑壷の会 】 ―― その場に居合わせる人がみんな笑い興じること。


分かり難い言葉を使うのは、衣だけにしといて下さい(笑)。



―― 第57局 「四校」 (了)




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