TABOO TATTOO 【タブー・タトゥー】 第1巻 真じろう



真じろう氏著のSFバトルアクション、「TABOO TATTOO」 の第1巻。
掲載誌は 「月刊コミックアライブ」 。


【収録話】
#01 : 「呪紋」
#02 : 「急襲」
#03 : 「野良猫」




近年、アメリカと南アジアの新興国家 「セリニスタン王国」 の関係が悪化。
アメリカは王国に対抗するために秘密兵器を開発するが、それが何者かによって国外に持ち出されたという噂が流れた。


赤塚正義<ジャスティス>はその名の通りに正義感が強く、街でチンピラに絡まれていた一人の男を助けた。
その男は助けられた礼をしたいと正義に手を差し出させると、正義の掌に奇妙なイレズミを残して去っていった。




正義の掌に刻まれたのは 「呪紋(じゅもん)」。アメリカから持ち出されたと噂になっていた代物だが、
実際はアメリカによって開発された兵器などではなく、遺跡から発掘された古代文明の遺産。


「印者(シールド)」 と呼ばれる呪紋操者の身体的能力を飛躍的に高め、超常的な現象を発現させる超科学兵器。
それぞれの呪紋固有の物質―― 「トリガー」 を充填することで手の甲に 「紋」 が浮かび上がり、起動する。


この呪紋をめぐるアメリカとセリニスタン王国の印者同士の争いが、水面下で激しさを増していた。




連載は読んでないので、表紙買いしてみました。作画的には一定のクオリティが保たれてます。
著者の真じろう氏の作品は、これが初見となります。


内容は異能力者によるバトルアクションということで、設定的に見たことあるような無いようなそんな感じです。
正直目新しさは感じませんが、話としては難解な部分も無くて分かりやすいと思います。


今の所、展開に関わってくるような重要な伏線なども無さそうですし、ストレートなバトルものという認識で捉えています。



登場人物は、アメリカ陸軍の呪紋回収チーム 「ブルームーン」 の、ブルージィ・フルージィ中尉(愛称・イジー)と、部下の
トム・シュレッドフィールド軍曹。偶然呪紋を手に入れてしまった主人公・赤塚正義は、ブルームーンに協力することに。


対するセリニスタン王国は、クーデターを起こし、国王と王妃を殺害して玉座に着いたアリヤバータ王女と、
王女の私設呪紋部隊・ブラフマン。隊長のアジタ、「迷い猫」 イルトゥトゥミシュ、「石頭の蛇」 R・R・ラーカー。


とりあえず今のところはアメリカ軍側が 「正義」 、王国側が 「悪」 という図式に見えます。
ただ、両者共に古代秘密兵器の回収という利己的な理由で動いているので、実際はどっちもどっちといった感じでしょう。


最後まで正義がアメリカ軍に協力するのかは分かりませんが、どちらかが勝って終わりという問題でも無いと思うので、
その辺りは最終的にどうやって収拾をつけるのか…などと、気の早いことを考えてます。



―― TABOO TATTOO 第1巻 (了)




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