THE iDOLM@STER 第十九話 「雲間に隠れる月の如く」



アイドル育成シミュレーション 「THE iDOLM@STER」 のTVアニメ第十九話。
執拗に765プロへの攻撃を繰り返す961プロ。今回は悪徳記者を呼び寄せ、 "銀髪の王女" こと四条貴音がターゲットに。




冒頭から貴音の起床シーンで始まったので、遂に貴音の私生活部分が明かされるのかと一瞬だけ思いましたが、
これは単なる撮影でした。でも、パジャマ姿の貴音というのも新鮮で、なかなか可愛いですね。


そんなミステリアスな貴音を次のターゲットに選んだ961プロの黒井社長。今回は、悪質なパパラッチとして知られているらしい
悪徳記者の渋澤を雇って貴音の秘密を暴き、765プロの人気を貶めようと画策します。


ただ、貴音であれば何があっても動じずにぶれることなく、961(悪徳)とも渡り合ってくれるだろうと思ってたので、
ある意味安心して見ていられました。でも、貴音は意外に短気で挑発に乗りやすい部分があるのだけが心配でしたけど。



渋澤の撮ったスクープ写真は、確かに765プロ内部に波紋を広げる意味では効果的かもしれませんけど、世間的には別に
移籍話が悪いイメージというわけでも無いですし、実際にあのスクープが宣伝効果になった部分もあったようなので、正直
何がしたかったんだかよくわからない結果になりました。


それにあんな騒動になれば、下手したらエルダーレコードにも喧嘩を売ることにもなりかねませんけど、961プロってのは
誰彼構わず敵を作るようなことをしてるんですかねぇ。悪徳記者の裏に961プロあり、ってのは765プロにも伝わってたくらい
有名だったみたいですし。


その後の千早に対するスクープは、確かにかなりのインパクトを与えたようですが、千早が見た雑誌の表紙の煽り文句を見る
限り、これは人としてやっちゃいけないレベルのことだという気がしますけど…。最近ゲーム版アイマス2をプレイしましたが、
ゲーム版の黒井社長は、ここまで非道な人間ではなさそうですが、アニメ版だとかなり悪質度合いがアップしてるようですね。



アニメ版は既に765プロのアイドル対ジュピターではなくて、765プロ対黒井社長個人という構図になってるように感じます。
今回黒井社長が直々に言っちゃってましたが、ジュピターは本当に単なる手駒扱いしかされてない気がします。


アニメ版のジュピターが、765プロのアイドル達のライバルになり得ていない原因のひとつは、冬馬が 「実力勝負」 を強調
してる割に、実力を見せる場面が全く無いことがあるのではないかなと。


ゲーム版ではフェスでの対戦で、冬馬が圧倒的な実力を見せるイベントがありますが、アニメ版だと単なるゴロツキのように
765プロに因縁をふっかけてくるシーンばかりで、仕事で実力を見せるシーンがほとんど描かれてません。


これでは、いくら冬馬が 「実力実力」 と騒いだところで、黒井社長の卑劣な手段が無ければ何も出来ない、負け犬の遠吠え
くらいにしか聞こえないのも、無理からぬところではないかと。



今回で、たぶん全キャラクターに当番回が与えられたと思いますけど、伊織と春香だけはちょっと当番回という印象が
薄かったので、もう1話くらいあってもいいかなぁ…という気もします。それと小鳥さんですか。

小鳥さんは961と765の因縁に関わってるような節もありましたし、961絡みで小鳥さんの話が描かれるのかな?



―― 第十九話 「雲間に隠れる月の如く」 (了)




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