刀語 第八話 「微刀・釵」


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西尾維新氏原作の 「刀語」 第八話。原作は未読です。
今回の相手は壱級災害指定地域・不要湖に眠る、四季崎記紀の工房を守りし機械人形。変体刀 「微刀・釵」 、日和号。



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まずOPが変わりました。歌はALI PROJECTで 「刀と鞘」。和風にはなってますけどいつものアリプロという印象です。
個人的には前半のOPとして使われていた、栗林みな実さんの 「冥夜花伝廊」 の方が好きでした。


映像を見るとまだ登場していないキャラが二人ほど出ています。これが残り4本の変体刀の所有者のうちの二人?
そのうちの一人、子供の方はなんか七実に似てる気がしますけど…関係あるんでしょうか。


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そして本編の最初はとがめvs否定姫から。今まで気づきませんでしたが、否定姫って胸でかいですね。
それに、とがめと比べると背も高い…というかこれはとがめの背が低いのかな?


否定姫の言うとおり、髪を切ったとがめは以前より幼く見えるようになりました。
でも、見てるとこっちの方が似合ってるような気がしますし、長髪の頃より可愛いと思います。


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今回、否定姫が七花ととがめを呼び出した理由は、とがめに八本目の変体刀 「微刀・釵」 の所在を教えること。
ただ、どうして否定姫がとがめにそれを教えるのか、真の目的は相変わらず不明のままです。
そういえばとがめに 「出自は不明」 と言われてましたけど、金髪碧眼が珍しいんだとすると、外国人ってことなのかな?


それと否定姫は既に変体刀の一本、「炎刀・銃」 の蒐集に成功してたということが判明しました。
それを見た七花は共感覚で何かを感じ取ったようにも見えましたが、変体刀とは見抜けなかった(?)みたいですね。
真庭人鳥も炎刀の所在は見失ってたみたいだし、この辺は炎刀の方に何か見抜けない理由があるってことでしょうか。


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続いて右衛門左衛門vs真庭海亀。ここで否定姫と真庭忍軍の因縁が明らかに。
どうやら否定姫が最近まで失脚してたのは、とがめに頼まれて真庭が否定姫を謀ったのが原因とか。


さらに右衛門左衛門の方も、170年前に真庭忍軍に滅ぼされた、相生忍軍の元忍者だったようです。
真庭蝶々と同じく右衛門左衛門も拳法を使うようで、相生拳法・背弄拳なる技で海亀を圧倒。真庭忍軍頭領は残り3名に。


そういえば、海亀の二つ名 「長寿の海亀」 ってのは、どこから名付けられたのかがわかりませんでした。
特に長生きしてたわけでも無さそうですし、単に実際の海亀が長生きだからってだけ?


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最後に七花vs日和号。これまでの七花の戦いは結構あっさりと決着が着いたり、対戦相手との会話を挟みながら進む
ことが多かったですが、日和号は壊しちゃいけないという縛りと、相手が会話出来ないという条件があったため、今までで
最長と思えるくらいの剣戟シーンが見れて面白かったです。七花の技も色々と出てましたし。


七花 『俺にはお前が刀にしか見えないけれど、日和号、お前は俺を人間と言ってくれるんだな!』
七花 『俺は刀だが、同時に魂を持つ人間なんだから!』


今回は自分の意志を持たずにひたすら与えられた命令の為に戦う日和号を見て、以前の自分を重ね合わせた七花が、
人間としてかなり成長したところを見せる話でもありました。七花が機械人形のように戦っていた当時の対戦相手に、
『きっとみんな、ちっとも楽しくなかったんだろうな』 と心情を慮るようになった部分にも、その成長が垣間見えます。


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否定姫 『あんたさぁ、ちょっと真庭鳳凰を…暗殺して来なさいよ』


右衛門左衛門に鳳凰の暗殺を命じる否定姫。現在登場してる中で厄介そうな二人が激突しそうな展開になりました。
右衛門左衛門の戦い方は今回少しだけ分かりましたけど、鳳凰の方はまだ何も分かりませんからねぇ。
第七話では見過ごしてましたけど、何か知らないうちに左腕が復活(?)してるし…。


「炎刀・銃」 が第十二話に予定されてるってことは、否定姫と戦う(?)のは最後になりそうだし、その時右衛門左衛門が
居ないってことも考えづらいので、ここで鳳凰が脱落しちゃうんでしょうか…。それに真庭の残り二人がどうなるのか。
物語も終盤に入ってきて、かなり盛り上がって来ました。



―― 第八話 「微刀・釵」 (了)




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