ToLOVEる-とらぶる- Vol.7 矢吹健太朗/長谷見沙貴 


春菜ちゃんの好きな人は…!?後輩の頼みで、春菜の好きな人を聞く事に
なったリトは、その返事にドキドキ♥ 他、美柑の家庭訪問、旧校舎に出ると
噂される幽霊話、人気投票の結果も大発表の充実第7巻!!


【収録話】

トラブル53 : 「春菜の好きな人」トラブル58 : 「意外な結末」
トラブル54 : 「ようこそ!結城家へ」トラブル59 : 「恋する女王」
トラブル55 : 「潜入!旧校舎」トラブル60 : 「大変だねェ」
トラブル56 : 「迫り来る恐怖」トラブル61 : 「ヤミヤミファッション」
トラブル57 : 「旧校舎の住人たち」


脚本:長谷見沙貴氏、漫画:矢吹健太朗氏の学園ラブコメディ 「ToLOVEる-とらぶる-」 の第7巻、「春菜の好きな人」 です。
「週刊少年ジャンプ」 H19年26号〜34号掲載分収録。2008年1月4日発売。


7巻では、単行本のカバーに唯が登場。両腕を組んで、リトを睨み付けているような唯と、怒られて反省中といった感じのリトで、
ラッキースケベ後の一幕といったところでしょうか。唯は、両腕に胸を乗せて強調するような、このポーズをよく取りますね。


 ※ 執筆者の好みにより、古手川唯中心の感想です 



トラブル53 : 「春菜の好きな人」


立花の気になる相手が春菜だと知り、リトは驚愕!意を決して、春菜に好きな人がいるのかを確かめるリトだが…!?
掲載は、週刊少年ジャンプ 2007年26号。



今回の唯は、リトに抱きつかれるためだけに登場します (笑) 。初登場からたった4話で、リトに抱きつかれたのは既に二度目。
誰よりもハレンチ嫌いなのに、誰よりもリトにハレンチ行為を受けてしまうという、唯の悲しい宿命を感じずにはいられません。


そして最終的には、カバーイラストと同様に土下座するリトと、それを見下ろして説教する唯という構図になります。



そういえば、クラス委員選挙では春菜に大差で負けてしまった唯でしたが、天職とも言えそうな風紀委員に落ち着いたようです。
(自分の意思とは無関係に) 人一倍風紀を乱すリトと、風紀の乱れに人一倍厳しい唯は、やはりいい取り合わせではないかと。


しかし、春菜狙いだった立花が、あっさり春菜を諦めて唯に鞍替えしたのは許せませんねぇ。いや、たとえ立花が最初から
唯一筋だったとしても、絶対に許しませんけどね (笑)。


トラブル53 : 唯の登場コマ数 (4) 【 執筆者による適当調べ 】



トラブル55 : 「潜入!旧校舎」


学校中で噂になっている幽霊の真相を確かめるため、リトたちは旧校舎の探索を開始!そこで謎の声が響き渡る…!?。
掲載は、週刊少年ジャンプ 2007年28号。



扉絵は天条院沙姫。この人は何もしなければかなりの美人さんなんですけど、今では頭に 「残念」 が付く美人というか (笑)。
その沙姫、凛、綾の三人が、何らかの事件 (?) に巻き込まれたような前フリから、物語が始まります。


唯は “また” リト達が何かしでかそうとしているのを見て、「風紀委員として見すごすわけにはないわ!」 と、リトたちと
同じく旧校舎に向かいますが…行き先を見てたなら、なぜ立入禁止の場所に入る前に止めないのか。



ララから 「ユイ」 と気安く呼ばれることに抵抗があるようですが、これはたぶん恥ずかしいという気持ちが大きいんだと思います。
ただ、そのせいで自分の周りに壁を作ってしまい、他人と少し距離を置いちゃう/置かれちゃう部分は、あるかもしれません。


春菜ですらリサミオは呼び捨てなのに、唯が同級生を呼ぶ場合、男は 「苗字+君」 で、女は 「苗字+さん」 で呼びますしね。
さすがにララとかは 「ララさん」 と呼びますけど、そこまで気の置けない間柄の友達が居ないってことなのか。唯と同じ元1-Bの
友達が居なさそうに見えるのも、少し寂しく感じます。


まぁ、まだそれほど親しくなってない春菜でも、ビシ!と指差して厳しく言っちゃう性格なので、かなり損してる気はしますけど。
せっかく可愛いのに、勿体ないことです。


トラブル55 : 唯の登場コマ数 (9) 【 執筆者による適当調べ 】



トラブル56 : 「迫り来る恐怖」


突然床が抜け、下の階に落ちてしまったリトたち!さらに勝手に鳴るピアノや動く人体模型など、異常事態が次々発生!!
掲載は、週刊少年ジャンプ 2007年29号。



落ちた先で、いきなりパンツを脱がされそうになった唯は、リトに大事なところを見られる寸前で、慌ててスカートを押さえて
渾身の右ストレート。これはやはり、透明になってる宇宙人の仕業なんでしょうけど、果たしてリトはどこまで見てしまったのか。


その後、パンツを穿き直してる唯が少しエロいんですが、リトの目の前で堂々とスカートの裾を上げてるのはどうかと思う (笑)。



ララが宇宙人だというのは信じざるをえないけど、幽霊など非科学的なものは信じないという唯ですが、本当のところは
「非科学的」 とか 「非論理的」 とかは一切関係なく、単純に “いる” と認めてしまうのが怖いから、なんだろうと思います。


普段は強気を装っていても、内面は小心で怖がりというところに、ギャップがあって良いと思いますが、それでも虚勢を張って
決して弱みを見せまいと振舞うあたりが、ツンデレの唯らしくて可愛いところではないかな、と。


そういえば、この回ではまだ顔は出てませんけど、お静ちゃんの初登場になりますね。


トラブル56 : 唯の登場コマ数 (32) 【 執筆者による適当調べ 】



トラブル57 : 「旧校舎の住人たち」


透明人間や毛玉の生物など、幽霊ではない不可解な存在が続々出現!巨大な化け物まで現れ、一行は大ピンチに陥る!!
掲載は、週刊少年ジャンプ 2007年30号。



公式で唯一行なわれた人気投票の結果ですが、1位〜3位は順当…4位も順当ですかね。春菜は受身な性格なので、強い個性
を持つ他のキャラの陰に隠れがちだと思いますが、それでも2位になるあたりはさすがヒロインの一人と言ったところでしょうか。


5位にはリトが入りましたが、この漫画で主人公のリトに投票するのがどんな層なのかはわかりません。まぁ一応少年誌ですし、
小学生とかが投票してるんでしょうかねぇ。「将来リトさんのようなハーレムを作りたい!」 とか憧れを持って (笑)。


そんな中で、唯はリトに続く6位にランクイン。一見すると微妙な人気に見えますけど、これってかなり凄い順位なんですよねぇ。
何せ、この人気投票が始まったのが唯が初登場した49話で、投票締め切りまでに読者が唯を見たのは、2話分のみです。


しかも49話は、最後に少しだけ出て一言しゃべっただけなので、実質50話の出番だけで沙姫やルンを抑えて6位に入ったという
ことになります。まぁ、この時点ではルンも出番は少なかったんですが、得票数ではルンの倍くらいになってますね。



この回の唯は、“幽霊” を実際に見てしまったことで、かなりパニックになってます。でも、ララが骸骨の標本から頭を取った時、
『ゆ、幽霊に失礼よ、返しなさいっ!!』 と言ってるのが、真面目な性格ゆえなのか、パニックで咄嗟に言ってしまったのかは
わかりませんが、思わず笑っちゃいました (笑)。


そしてこの回で、ヤミがニュルニュルが苦手という設定が初めて出てきました。これは、普通に戦ってしまうとほぼ無敵なヤミに
弱点を作るのと、ついでにえっちぃシチュエーションの一環として、今後も大いに役立ってると思います。


トラブル57 : 唯の登場コマ数 (18) 【 執筆者による適当調べ 】



トラブル58 : 「意外な結末」


頼みの綱であるララとヤミが捕まった上、さらに多くの化け物が登場!そんな中、突如春菜が恐怖で我を忘れ、大暴走!!
掲載は、週刊少年ジャンプ 2007年31号。



ララとヤミが捕まってる中、唯一の男であるリトが無茶だとわかっていても、みんなを助けようとするところは、さすが主人公。
「男には、負けるとわかっていても、戦わなければならない時がある」 ―― と、かつて誰かが言いました。


そんなリトを見て、唯もを少しはリトのことを見直してくれれば良かったんですが…あっさり返り討ちにあってしまうようでは、
無茶だと注意されるだけ。さらに、周りを化け物に囲まれた状況で、唯は完全に現実逃避を始めてしまいました。



逆に春菜は、恐怖心が限界を超えたことで、「暴走モード」 が発動。リトを凶器にして、並居る化け物たちを全て一人で倒して
しまいました。2巻の臨海学校以来となる暴走は、普段は大人しい子ほど切れると怖いという印象を与えます。


結局、幽霊騒動の正体はリストラされた宇宙人だった、というオチで終わると思いきや、実は本物の幽霊 (お静ちゃん) が
居たという二段オチで、4話に渡った騒動も一件落着です。そして、これ以降唯もすっかりリトたちのグループの一員という
感じで、一緒に行動することが多くなっていきます。


ちなみに、この騒動の発端で失踪した沙姫グループは、誰にも気づいてもらえることなく、最後まで放置プレイでした (笑)。


トラブル58 : 唯の登場コマ数 (12) 【 執筆者による適当調べ 】



―― ToLOVEる-とらぶる- Vol.7 (了)




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