遂に清澄の二回戦、先鋒戦が開始しました。この時点でインハイ初出場校は、清澄を含めて2校しか残っていないとか。
一応ベスト16とは言ってますけど、逆側のブロックは既に二回戦が終わってるので、2 / 12校ってことで良いのかなと。
とりあえず序盤のタコスの戦い方を見て。
県予選決勝では部長の言葉を思い出し、南場でも 「諦めない心」 を持って多少はやれるように成長したのかと思いきや、
やはり東場限定の集中力は解除されていないようです。南場の弱さを克服するどころか、衣の助言(?)に乗っかって
東場の親番で連荘して討ち果たすという無謀な宣言をする辺り…やはりタコスなのかなと。
県予選では、キャプテンにアシストされての2位キープがやっとだったので、このままではキャプテンより強いかもしれない(?)
姫様の相手には役者不足となるところですが…。
一応県予選で井上純に翻弄された、鳴きによって調子を崩す部分は、四校合同合宿でその井上本人から鍛えてもらって
いたようで、今回姫様の鳴きでツモをズラされても親満を和了ることによって、成長を垣間見せています。
清澄和了形
ドラ :
裏 :
立直@、ツモ@、平和@、タンヤオ@、赤@ 親満貫 : 4000ALL
先鋒戦 東一局
順位 | 選手名 | 学校名 | 学年 | 得点 | 得点差 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 片岡優希 | 清澄 | 1 | 112000 | − |
▼2 | 神代小蒔 | 永水女子 | 2 | 96000 | -16000 |
▼2 | 上重漫 | 姫松 | 2 | 96000 | -16000 |
▼2 | 小瀬川白望 | 宮守女子 | 3 | 96000 | -16000 |
タコスは県予選の個人戦では、初日の東場のみながら歴代ハイスコアを取ったようで、この辺はアニメの結果とも整合性が
取れているのかなと。アニメでは2位のキャプテンにすら13万点差(+138)つけるとか、正直やり過ぎだと感じてましたが、
あの点数があったからこそ、ここで姫松にマークされてるということで、一応必要な点差だったんだと理解しました。
そうすると、個人戦の結果もやはりアニメと同じくキャプテン、和、咲が代表で、原作では描かれてない合宿中のイベント、
咲が宮永照の妹だと告白したりとか、咲と和がマスコットを交換したりとかも通過済みと考えてよさそうなんでしょうか。
前回和が心の中で 「咲さん」 と呼んでいたように、お互いを下の名前で呼びあうイベントはクリアしてるようですし。
そして姫様よりもタコスを上位にマークしている姫松。去年もインハイに出てるなら、当然姫様の大活躍もその目で見てる
筈ですが、それを見てなおタコスを上位にマークするほど個人戦予選の結果はインパクトが強かったってことなのか。
逆に去年の姫様は、タコスを超えるインパクトを姫松に与えてないってことになるのかなぁ…?ちょっと意外な気がします。
先鋒の漫は 「トップとの点差を3万点以内に抑える」 とか、ハナから勝ちは期待されてないようですし、タコスの当たり牌に
一人だけ気づいてなさそうだったりと、先鋒の中でもかなりの小物感が漂ってます。そういえば一回戦でも鹿老渡の先鋒に
大量リードされてたようですが、あれも鹿老渡が強かったというより漫が弱かったというだけだったんでしょうかね。
まぁそれでも春季大会5位であり、一回戦も大逆転してる訳で、次鋒(中堅?)以降がそれだけ強力ってことなんでしょう。
続いて前回初めて登場した、宮守女子の小瀬川白望。
漫がタコスの当たり牌を捨てなかったことで、自分の番が回って来たのが面倒だとばかりにため息をついてみたり、
姫様にポンさせて 「ズラせば和了れない」 と聞いていたタコスのツモをズラしてみたり、タコスがツモ和了りするタイミングに
合わせて、終わりを悟ったように背もたれに寄りかかったりと、場の牌を察知する感覚はかなり優れているようです。
最後に先鋒戦大本命の姫様。今回は完全に様子見のようで、『ポン』 以外の発声もモノローグも一切ありませんでした。
それでも白望の意図を汲んでポンしたり、タコスが和了る瞬間に目を瞑っていたりとこちらも牌の流れは掴んでいたようで、
動揺しまくる漫とは対照的に冷静沈着。
しかし姫様も魔物である以上、御戸開きだか開眼だかで覚醒する瞬間がありそうですが、姫様に無理をさせないために
「分家」 が揃ったと言ってるからには、初戦から全力全開で飛ばしたりはしないのかもしれません。
アニメで見せた九連宝燈を軽く和了って、あとは体力温存とか…って、全然軽くねーよ。
―― 第70局 「東風」 (了)
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