「Angel Beats!」 第8話。今回はカナデの使う能力について、さらに踏み込んだところまで判明して来ました。
あとはギャグを散りばめつつ、カナデを本当の 「天使」 にする布石の回だった?という印象です。
ゆり 『彼女のマシンにスキルを開発するソフトがあったでしょう。その中に見たことのない能力がいくつかあった』
ゆり 『そのひとつ、ハーモニクスっていうスキルが発動していたのよ』
直井 『可能性をひとつ教えてやろう。その分身を発生させた理由が、強い攻撃の意思を持っていた時だったとしたら』
新たに現れた 「天使」 はやはりカナデの作った能力の一つで、元に戻るための 「absorb」 が発動しなかったために
残ってしまったということらしいです。そして攻撃的な意思を持っているのは、みんなを救うために川のヌシを攻撃する
強い意思を持った時に生まれてしまったのが原因だということ。
まぁ一応理屈は通ってるのでその通りなんでしょうけど、かつてカナデが能力を開発する方法はゆり達が武器を作るのと
同じだと言われてましたが、開発出来るものにはかなり大きな差があります。
ゆりは 「構成する仕組みと作り出す方法を知っていれば作り出せる」 と言っていたので、カナデはこれらの能力を
構成する 「仕組み」 と 「作り出す方法」 を知っているということになるんでしょうかね…。でも 「Angel Player」 とやらの
マニュアルまで用意されてるのを見ると、カナデは 「誰か」 の作った能力を利用してるだけのような気もします。
そもそも何で 「Angel」 という名前が付いてるのか。やっぱりカナデは 「天使役」 として選ばれた存在ということなのか。
「Player」 の持つ意味が人(カナデ)を指してるのか、ソフト(能力)を指してるのか。かなり重要な伏線になりそうです。
ただ 「absorb」 そのものに問題が無いのであれば、カナデが 「absorb」 を単体で使ったりは出来なかったんでしょうか。
能力として 「harmonics」 と 「absorb」 に分かれてるのであれば、単体起動も出来そうなもんですけど。
起動条件を無視してカウントダウンするだけで強制的に起動出来るような代物なら、なおさらそう思います。
「分身」 が居ないと 「吸収」 も出来ないってことで、一連のフローでないと起動出来ない仕様にでもなってるのかなぁ。
ゆり 『私たちを更生させようとする意志は立派に継承されている』
ゆり 『最終的には完全なる服従でしょう。それが彼女の使命だもの』
ゆりによるとカナデには未だに 「SSSを更生させる意志」 が存在するという見解のようですが、生徒会長を解任された
今のカナデにはそんな意志がありそうには見えませんでした。ゆりは何をもってこのように断言してるんでしょう。
そして 「harmonics」 で生まれた天使の使命を 「完全なる服従」 とも定義づけてます。その根拠はどこから来てるのか。
ゆりはカナデについて何かを知っているように見えて、能力などについては何も知らないという奇妙な状態が続いてます。
天使 『分身にだって意識があるの。それは消えてしまうわけじゃない。同化するの』
天使 『あなたたちを襲ったたくさんの私たちがこの子の中に戻るの』
天使 『それだけの意識を一度に吸い込んでしまってただで済むと思う?』
「absorb」 の意味は 「吸収する」 ということで、分身した個体の意識まで全て吸収してしまうということだそうです。
でも、たとえ多重分身を想定してなかったにしても、分身の意識まで吸収する仕様にした意味がちょっとわかりません。
そもそも 「harmonics」 で分身する時に、持っていた意思で分身の性質が変わるようにしたというのも意図が不明ですし。
それらの能力をカナデが意図して開発してるとは思えないですし、今回 「howling」 が追加されていたのを見ても、
「Angel Player」 の開発者は別に居て、まだ開発を続けてると見るのが良さそうでしょうか。
ゆり達的に言えば、それが 「神」 と呼べる存在ってことになるんじゃないかという気がしますが。
―― EPISODE.08 「Dancer in the Dark」 (了)
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