咲-Saki- 第54局 「余韻」 



コーチがセーラー服の胸当てを引き抜くと、池田の顔には涙が…。衣たちの前では強がって見せた池田でしたが、
やはり2年連続で大将を任された期待に応えられなかった悔しさは、拭うことが出来なかったようです。




号泣する池田を一喝する久保コーチですが、これは 「風越部員の名に恥じない打ち方をしたなら、何も悲しむ必要は無い」
という久保なりの励ましでもあったようです。初登場時のインパクトで、スパルタ指導の面ばかりが強く印象に残って
いますが、名門風越のコーチを任されるだけあって、久保なりの信念と部員達への愛情も持ち合わせているんでしょう。


そんなコーチに対してもタメ口で答えられる池田はさすがですが(笑)、去り際に宿舎を連泊出来るように用意したことを
告げる久保コーチは、『ゆっくり休め』 と頑張った部員達への気遣いも見せます。



しかしコーチの労いに対して部員達がこれほど意外そうな反応を返してると言う事は、普段は 「ムチ」 ばかりで 「アメ」 は
ほとんど使って来なかったって事でしょうか。だとしたら、絶望的な状況ながら諦めずに笑顔を見せた池田の姿を見て、
久保なりに思うところがあっての変化なんだろうと思います。



そして、負ければ恐らく引退となってしまう試合で、ずっと 「終わらない祭り」 を楽しみたかったと言うかじゅ。
県予選前には答えることが出来なかったモモの問いかけに、かじゅなりの答えを出すことは出来たのか。


―― と言う事で、次回も鶴賀…と言うか、かじゅとモモのやり取りが続くようです。



―― 第54局 「余韻」 (了)




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