THE iDOLM@STER 第四話 「自分を変えるということ」



アイドル育成シミュレーション 「THE iDOLM@STER」 のTVアニメ第四話。
今回は千早回。アニメから入った人はかなり気難しい娘の印象を受けそうですけど、ゲームに比べればまだマシかと(笑)。




自分はXBOX360版の無印しかプレイ経験が無いため、響と貴音のキャラはラジオドラマなどでしか知りませんでした。
それでも、響のキャラはある程度予想出来ましたけど、貴音は予想以上に面白キャラですね。


大真面目にボケたことをやるキャラ…という感じですが、一話から見てるとかなり仲間想いだし、意外とノリもいい。
さらに中の人に影響されてか、はらぺこな部分もあるみたいだし(笑)。


響の方はわかりやすいアホの子ですが、運動神経は真といい勝負出来そうだし、料理も得意みたいだしで、
基本スペックはかなり高そうです。ダンスも得意でカッコいい系のキャラっぽく感じますが、実はやよいに次いで
ちんまいキャラの上、子供っぽい元気系キャラというところにギャップがありますね。



前回の雪歩編に続き、春香は今回も励まし役として登場。そういう意味では使い勝手のいいキャラですねぇ、春香って。
春香の料理はお菓子作りのイメージが強いですけど、今回は千早のミスをカバーする機転の速さを見せてます。


そして今回の主役は如月千早。どうやら歌が歌えると聞いてTVに出演したのに、それがカットされてテンションガタ落ちと
いった感じのようです。まぁそれを除いたとしても、常にカメラマンがパンチラを狙ってるとか、まともな番組とも思えないので、
千早であれば確かにやる気を失くす状況ではありそうです。



ただ、例え自分がやりたい事と違っていても、それが仕事である以上は精一杯やらなければならないわけで。


確かに歌に関して非凡な才能を持つ千早ですが、それが世間に認められなければ、平凡と何ら変わりはありません。
そういう意味では、プロデューサーの 「名前が売れれば歌の仕事にも繋がる」 という言葉にも、一理あると言えます。
自分の好きなことだけやって成功出来るなら幸せなんでしょうけど、世の中それだけでやっていけるほど甘くはないよと。


16歳の少女にとっては納得がいかないことかもしれないけど、春香や響や貴音は文句ひとつ言わずにそれをこなしてます。
それが目標の違いなのか、性格の違いなのか、姿勢の問題なのかはわかりませんが。



今の千早には、プロデューサーの言葉を鵜呑みにする事も出来ないでしょう。それだけの信頼関係が構築されていないから。
それでも自分で決めた道に進むためには、仲間を信じ、プロデューサーを信じるために、自分を変える必要があるのだと。
今は、そう自分に 「言い聞かせて」 努力している段階なのかもしれません。


自分を変えるには物凄いパワーが要ります。それも千早のような性格ならば尚更でしょう。しかし、そこから 「本当の」
信頼関係が生まれ、世間から千早の歌が認められ、千早が納得して仕事に打ち込める状況になった時、初めて本物の
「歌姫」 、如月千早が誕生するのではないでしょうか。それに、やっぱり千早には歌っている姿が一番似合っていますから。



エンディングを見ると、前回の雪歩のように吹っ切れたわけではなく、千早の葛藤は依然として続いているようです。
この千早に本来の実力を発揮させる場を与えてやることが、プロデューサーとしての腕の見せ所なんですが…。


難しいんですよねぇ、千早のプロデュース(笑)。



―― 第四話 「自分を変えるということ」 (了)




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