サブタイトルを見てまさかと思いましたけど、読んでみたらそのまさかだったようです。
「ラブじゃん♥」 のイメージでマホを見すぎてたようで、今回は完全に意表をつかれてしまいました。
いきなりの室橋の 「タコスぢから」 発言に、マホも 「タコス好きの呪われた血族」 かと思いました。メキシコに謝ります。
前回、部長がマホの事を知ってそうだったので、何でだろう?と思っていたら、牌譜を見てたんですね。
しかも和とタコスが入部した当初から注目してたのなら、部長が 「ついにお披露目」 と言ったのも分かる気がします。
マホの能力は 「トレース」 のようですけど、マホ自身は他人の打ち方をトレースしてる事を自覚してるんでしょうか…。
中学で一緒に打っていた和やタコスの打ち方はともかく、部長の 「ツモした牌には意味がある」 なんて考え方までは、
テレビで観戦しただけで理解出来る打ち方とも思えないので、この辺は無意識にトレースしてるように思えます。
部長によると、マホが他人の打ち方をトレース出来るのは、1ゲームにつき一局だけって事らしいのですが、
例えば最少で8人(東1〜4局/南1〜4局)の打ち方をトレースしてれば、半荘全部トレース打ち出来るって事でしょうか?
今回の対戦でも、タコス、和、部長、咲と4人分の打ち方をトレースしてますし……って、まこもトレースしてやれ、マホ。
でも室橋に 「激弱」 とか言われてる位だから、何らかの制約が有るんでしょうけど、近くに居る人の打ち方しかトレース
出来ないとかなら、一応一人で打つネット麻雀が激弱な理由にはなりそうです。
しかし、マホの能力に目をつけて、この合宿に招待した部長の意図はどこにあるのかなぁ、と考えます。
ただ強い相手と戦うだけなら、他の三校にもマホより強いのはゴロゴロ居る筈だし、単に部長が興味を持っていたマホを
お披露目するだけなら、インターハイに向けた強化合宿の 「真打ち登場」 って言い方はしないと思うんですが…。
だとすると、やはりマホのトレース能力が必要なんだろうと考えて、清澄メンバーそれぞれの打ち方をさせて、それを
本人に客観的に見せる事で、欠点や弱点を認識させるとか、あるいはマホに全国クラスの魔物達をトレースさせて、
「仮想宮永照」 や 「仮想神代小蒔」 と打たせる事が出来るとか…。
でも、これが出来たらかなり凄そうですね。確かにインターハイに向けてこれ以上ない真打ち登場になると思います。
…まぁ、我ながらさすがに妄想が飛躍しすぎな気もしますが(笑)。
―― 第61局 「本物」 (了)
「咲-Saki-」 の画像の著作権は全て著作権者に帰属します : © Ritz Kobayashi/SQUARE ENIX
【関連記事】 咲-Saki- 第60局 「伏兵」
【関連記事】 咲-Saki- 第62局 「模倣」