「ガールズ&パンツァー GIRLS und PANZER」 監督:水島努 |
ハートフル・タンク・ストーリー 「ガールズ&パンツァー」 の第3話、 「試合、やります!」 の感想です。
自分には、軍事分野の造詣はまったくありませんので、その方面の考察などはありません。
3話は、初めての練習試合が終了し、さらに訓練を重ねて初めての対外試合が始まる所まで。それと入浴シーンもありますね。
この試合では一応沙織が車長なんですけど、吊り橋に差し掛かった辺りから、みほが自然とリーダーシップを発揮してる所が、
みほの才能の一端を見せる意味と、車長の指揮によって戦局が左右されることもあると伝える意味で、良かったと思います。
ほとんどが戦車道未経験の素人ということもあり、唯一の経験者であるみほと、操縦手の麻子、砲手の優花里など優秀な
乗員が揃っているAチームの独壇場となりましたが、V突とW号の撃ち合いはなかなか迫力がありました。AチームのW号が
先に砲撃体勢に入り、停車させてから砲弾を発射するまでの流れは、かなりカッコ良かったです。
それにしても、優花里はV突、八九式、38(t) を次々と走行不能にしてますし、ゲームで鍛えた腕なのかはわかりませんが、
初めて実物の戦車に乗ってこれだけ出来るのは、かなり才能があるんじゃないかと。
そしてこれを見て思ったのは、V突は回転砲塔が無い分、照準を合わせるのに苦労しそうだな、ということでした。
でもまぁ、亜美も言ってましたけど、どのチームも初めてでこれだけガンガン動かせれば、上出来すぎると思います。
しかし1話でも見てましたが、やはり戦車をピンクや金色に塗るのは、物凄い発想ですね。しかも車内にクッションを置いたり、
カーテンを引いたり、芳香剤を置くというのも中々考えつかないです。ある意味女子高生らしいと言えるのかもしれませんが。
ここで、聖グロリアーナとの練習試合が決まり、その作戦会議の席でみほが会長からチームの隊長に任命されました。
これは、会長がみほに意見を言わせたり、その意見を聞いた桃が 『お前が隊長をやれ!』 と言ったりして、生徒会が話を
そういう方向に誘導したんだと思いますが、普通に隊長に指名してもみほは嫌がるでしょうから、作戦としては有効でしたし、
練習試合の結果を見たことで、他のチームの車長にも、“西住隊長” が喜んで受け入れられるという流れは良かったかと。
そして練習試合の当日、朝が弱くて起きれない麻子を起こすため、ラッパを吹いて登場する優花里の器用さに感心し、まるで
昔ビートたけしの番組でやってた 「早朝バズーカ」 を思わせるような空砲を撃つみほに大爆笑させられました (笑)。
それにしても、戦車が市街地を走行して、市民がそれを見送ってるというのは、現代的な風景と実在した乗り物の組み合わせ
にも関わらず、現実では絶対ありえないだろうという不思議な光景ですね。この辺はフィクションならではだと思います。
2話で好きなシーンは、V突がW号に砲撃した後、典子にピースするエルヴィンと、それに手を上げて返す典子。まぁ、特に何て
こと無いシーンなんですけど、二人とも自分の好きなキャラですし、チーム外のキャラ同士の交流が意外と少ないですからね。
それから、膝を抱えて操縦席を見つめる麻子とか、砲弾を重そうに抱えてるカエサルとか、試合に勝って思わずみほに抱きつく
優花里とか。あとは、亜美の 『みんなグッジョブ、ベリーナイッス!』 の言い方が地味に面白くて、ツボに入りました。
―― ガールズ&パンツァー 第3話 「試合、やります!」 (了)
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