2012年1月の新番組。「輪廻のラグランジェ」 の第1話。
原作・制作協力:Production I.G、総監督:佐藤竜雄氏、監督:鈴木利正氏、シリーズ構成・脚本:菅 正太郎氏
「ようこそ、鴨川へ!」 シナリオ:菅正太郎氏、絵コンテ:鈴木利正氏、演出:鈴木利正氏
舞台は、房総半島南部の千葉県鴨川市。鴨川女子高校に通う2年生、京乃まどかが主人公。
まどかは、「どんなことでも手伝います!!」 という活動方針を持つ、"鴨女ジャージ部" の部長にして唯一の部員。
ある日、まどかの前に現れたラン (フィン・エ・ルド・スイ・ラフィンティ) と名乗る少女の姿を見て、直感的にシンパシーを感じた
まどかは、"同志" としてランをジャージ部に勧誘し、その見返りにランの手伝いをすることになります。その内容とは ―――
『あなた、ロボットに乗れる?』
とりあえず、スピンオフとしてヤングガンガンに掲載されている 「暁月のメモリア」 を先に読んでいましたが、あちらでは主人公
サイドに属している惑星デ・メトリオのパイロット、イゾ、キリウス、アレイの3人が、本編では敵として認識されているようです。
逆に、デ・メトリオと敵対しているレ・ガリテの王女ランがまどか側に付いてますが、レ・ガリテが地球軍に協力していることには
何か裏がありそうなので、このままデ・メトリオ vs レ・ガリテ&地球連合軍の構図が続くかは微妙なところかな、と。
ただ、ラン自身は与えられた任務を遂行してるだけのような気がしなくもないですけど。
キリウスが言っていた、“ユリカノ” というのは、「暁月のメモリア」 に登場するデ・メトリオの王女ですが、ユリカノがその中で
『私達の祖先は故郷である青い星を去らねばならなかった』 と言っていたことがあったので、地球が 「一度死んだ星」 という
のは、それに関係あるのかもしれません。この辺は、「暁月のメモリア」 で確認してみるのも良いかと思います。
キャラクター的には、ヒロインのまどかは元気で明るくてちょっと変なところはありますが、好感が持てるキャラです。
自分自身に 「まる」 を付けるところとか、健康的にエロいところとか、石原夏織さんの声とか。
ランのぼそっと言うひと言は、ちょっと狙いすぎな気がしなくもないですけど、『ワ・レ・ワ・レ・ハ』 ⇒ 『ソレよ!』 は笑えました。
1話では、キャラクターを無駄に多く出さずに、必要最小限に絞って登場させたのは良かったと思います。
ウォクスは、最初にデザインを見た時はどんなもんなのかと思いましたが、動いてるのを見たらなかなか格好よかったです。
ロボットバトルも、ライフル撃ちまくりとか、ソードを使ったチャンバラではなく、プロレス技で決めるところは斬新でした。
映像的には、引いた画の中に人物が小さく佇んでいるような構図が多かったのは、個人的に好きです。
"鴨川" という海沿いの町の景色も最大限に活かせてますし、単純に色使いも青が多くて綺麗に感じますね。
とりあえず今気になるのは、「輪廻のラグランジェ」 というタイトルと、ロゴに書かれた 「Flower declaration of your heart」
という英文に、どんな意味が込められているのか…でしょうか。
まぁそれはともかく、1話を見た限りでは、キャラクターはデザインを含めて好みですし、ロボットも良いですし、ストーリーも
色々と伏線がありそうで面白くなりそうですし、適度にお色気もありそうだしで、これから期待出来そうだと思いました。
まるっ。
―― 第一話 「ようこそ、鴨川へ!」 (了)
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