咲-Saki- 第59局 「豹変」 



1ヶ月半ぶりの連載再開。四校合同合宿の続きです。


今回は、むっきーと文堂さんの趣味、藤田参戦、ウザい池田、臨海女子登場など見どころが多いですが、
やはり一番はタイトル通り 「豹変」 した透華でしょう。




前回のラストで様子がおかしかった透華。
「あいつはいつも変な感じだろ…」 と言う井上の的確なツッコミはおいといて(笑)、透華はどうやら覚醒してたようです。


満月の衣、手套を脱した咲、右目を開いたキャプテン、デジタル神の化身のどっち、ステルスモモなど、強豪選手には
一段上のギアがある事が多いですが、透華も多分に漏れず 「冷たい透華」 と呼ばれる状態が有りました。


「冷たい透華」 に覚醒する条件は、たくさんの強敵に近づく事。インターハイでは臨海女子との対戦中に覚醒したらしい
ですが、県予選で覚醒しなかったのは、透華自身が和ばかりに気を取られて、鶴賀や風越を強敵だと認識していなかった
からでしょうか。どちらにしろモモに関しては、存在自体を認識出来ていなかったでしょうし。


これは他のキャラ以上に覚醒条件が厳しそうなので、戦力として計算するには難しい能力ですね…。



衣が言っている 『龍門渕の入り婿が憂懼』 …ってのは、「天江の子には近づくな」 ってヤツの事かな?
だとすると透華の父親は、衣に触発されて透華の能力が発現するのを恐れていた、って事なのかもしれません。


そして今回の天江衣語録。毎回勉強になってます。


【勁敵】 (けいてき) ―― 強敵。
【憂懼】 (ゆうく) ―― 心配し恐れること。
【奇幻】 (きげん) ―― あやしく不思議なこと。



作中では 「プロ麻雀せんべい」 なる食玩が売られてるらしく、むっきーと文堂さんはプロ雀士カードを集めてるようです。
しかしまさか文堂さんが、こんなに熱く何かを語る時が来ようとは(笑)。


そのカードに書かれてるキャッチコピー(?)、藤田の 「Reversal Queen」 は 「まくりの女王」 だと分かるんですけど、
小鍛冶プロの 「Grandmaster」 はどういう意味で使われてるんでしょうか。


そしてやっと合宿の本題である麻雀特訓を開始。
タコスと井上は団体戦以来の再戦?あの時は2人ともキャプテンに全部持っていかれましたからねぇ。


井上は団体戦の先鋒戦終了後も 「楽しかったわ」、「またあいつらと打ちたいな」 と言ってましたが、今回の言葉を見ても
勝敗に関係なく強い相手と対戦する事が好きなタイプかと思います。衣の遊び相手としてはうってつけの人材ですね。



池田 『裏はめくらないでおいてやる!』
池田 『裏ドラサービスだし!』


これはウザい(笑)。まこがイラッと来るのも分かります。さすが 「ウザさなら負けません」 と自分で言うだけの事はある。


アニメでは個人戦で部長がキャプテンのことを思い出して、合宿前には二人きりで花火まで見てましたが、個人戦が
端折られた原作ではどうなってるんでしょう。キャプテンの様子を見ると、まだ 「秘めた想い」 って感じに見えますが。



そして、東東京では臨海女子の辻垣内とダヴァンが会話中。


臨海女子では去年のインハイ団体戦で唯一出場しているダヴァンですが、その時は副将だったみたいですね。
透華の豹変に怯んで逃げた…とは言ってますが、全国出場チームを飛ばせるんだから大したもんだと思います。


しかし臨海女子って共通の制服有ったんですねぇ。東東京予選でも私服みたいなのを着てたので決まった制服は
無いのかと思ってたら、辻垣内が着てたのが学校指定の制服のようです。



そして藤田が参戦しての対局。藤田プロ、衣、咲と錚々たるメンバーの中でダントツのトップを取ったのが 「冷たい透華」。
これには藤田も透華に対する評価を改めざるを得ないでしょう。かじゅと共に選抜メンバー入りでしょうか。


透華は元々デジタルの打ち手ですが、「冷たい透華」 は衣が 「奇幻」 と言ってるのでオカルトな打ち手に変わりそうです。


さらに、麻雀で負けて咲が顔を歪めるというのも結構珍しい気がします。衣に圧倒されて半泣きだった覚醒前の咲とは
違って、今回はそれだけ本気モードで打ったのに、負けたって事なのかもしれません。



―― 第59局 「豹変」 (了)




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