咲-Saki- 第89局 「出撃」 



後半戦南一局、永水女子薄墨初美の小四喜炸裂で、2位以下は一気に大混戦の様相を呈して来ました。
それはそうと、今回の扉絵は見開き部分の真ん中がバッサリ切られてますね…。ちょっと記憶に無いくらい珍しいです。




ハッちゃんが小四喜を和了った後は、特に大きな展開も無かったようで、塞がザンクを和了ったところで副将戦は終了。
最終的な点数は…ハッキリとは見えませんけど、一応こんな感じでしょうか。


副将戦結果(不確定版)

対局半荘学校名選手名点数順位収支合計
副将前半 姫松愛宕絹恵1387001位+11200
清澄原村和1069002位+9200
宮守女子臼沢塞908003位+800
永水女子薄墨初美636004位-21200
後半 姫松愛宕絹恵1276001位-11100+100
清澄原村和996002位-7300+1900
永水女子薄墨初美871003位▲+23500+2300
宮守女子臼沢塞857004位▼-5100-4300

とりあえず、この点数で合っていればの前提で書きますが、実況で言われてる通り、中堅戦終了時とほとんど変わりません。
全員点数の移動は中堅戦から5000点以内。順位の変動も、宮守と永水が入れ替わりましたが、点差はごく僅かです。



愛宕絹恵はもう少し勝ち越してるイメージがありましたが、収支はほぼ変わらずでした。お姉ちゃんと同様に、相変わらず
打ち方の特徴はよくわかりませんが、昨年の全中王者であり、ネット麻雀界で最強とも言われるデジタルと、オカルト2人を
相手にしての結果ですからね。前半戦ではトップの収支でしたし、やはりそれなりの実力はあるんだと思います。


原村和は相変わらず 『いつも通りのことを、いつも通りに』 した地味めな結果ですが、和は本来、長期スパンを見て高い
トップ率を取るような打ち方と言われていたように、トーナメント戦のような短期勝負には、向かないんだと思います。


それを考えると、末原先輩やトシさんが、副将戦で和をほとんど警戒してなかったように見えたのも、仕方ないと言えるのかも
しれません。ただ、和がインターミドル個人戦で、どんな戦い方をして優勝したのかは、ちょっと興味があります。



一番大きく点数が変動して、結局元の点数に戻ってきたのがハッちゃんこと薄墨初美。末原先輩が 『ブレなく強い』 と言った割
には、北家で和了れるまで振り込もうとしたりと大きくブレまくってましたが (笑)、やはり必殺技が役満というのは大きいです。
ただ、タコスと同じで得意の場 (局) 以外ではほとんど良いところ無しに見えるので、思ったより付け入る隙は多そうですね。


そして、副将戦で一番目立っていたのが、宮守女子の臼沢塞。戦前の予想に反してハッちゃんを抑えるという大役を
果たしましたが、その反動もあってか塞自身の点数はほとんど変わらず、最下位に転落してしまいました。


順位的に見ると作戦ミスのようにも見えますけど、もし塞が塞いでいなければと考えれば、仕方ない部分もあるんでしょう。
とりあえず、昨年の個人戦6位を完封して見せたという実力は、伊達では無かったかなと。


しかし塞が銘苅を完封出来て、ハッちゃんを完封出来なかったという結果は、個人戦6位よりもハッちゃんの方が強いという
ことになるんですかねぇ。まぁ和が居なければ、最後まで完封出来たのかもしれませんけど。



そして、インターハイ二回戦もいよいよ大詰めの大将戦となります。オカルト能力者3人と "凡人" の戦い。


豊音に関しては、あまりにも情報が無さすぎるので、今の段階では妄想することも出来ません。


霞は、末原先輩が言った "シャットアウト" という表現から守りのイメージがありますが、現在3位の状況では守ったところで
意味がないので、どんな攻撃を見せてくれるか…というところでしょうか。


咲は 「あの」 天江衣を倒したことでも有名でしょうし、当然 "嶺上使い" だということは知れ渡ってるでしょうから、
他家がどんな方法で嶺上開花を封じるのか。そして咲はどうやってそれを凌いで、嶺上開花を決めるのか。


そしてここまでチームの司令塔として牽引して来た末原先輩。末原先輩が大きく負け越すというのも考え難いんですけど、
個人的には姫松が準決勝に進出するというイメージも持ってなかったので、大将戦がどういう結末を迎えるのか楽しみです。



―― 第89局 「出撃」 (了)




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