Angel Beats! EPISODE.10 「Goodbye Day」


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「Angel Beats!」 第10話。遂に始まった音無とカナデの成仏作戦。
岩沢以来の二人目はまたしてもガルデモのボーカルになりましたけど、陽動としてもガルデモって必要あったのかなぁ。



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音無がまず白羽の矢を立てたのがユイ。理由はすでにやりたい事をやって十分に報われてるだろうから、
あとは背中を押してやればこの世界から出て行けるのではないかということ。


そして 「天使」 を演じるためにカナデが用意したのは 「禍々しく見えるように」 と作られた 「ハンドソニック Ver.5」。


「Angel Player」 で開発された能力は、「harmonics」 で作られた分身の性質が本体と違ってたり、 「absorb」 で分身を吸収する時に分身の意識まで一緒に取り込んじゃったりと、ちょっとカナデが意図してない仕様になってる気がしたので、
別の誰かが開発してるのかも?とも思ってましたが、これを見るとやっぱりカナデが自分で開発してるっぽいですね。


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ユイが青春を送れなかった原因は、子供の頃に車にはねられてしまい、寝たきりで介護無しでは生きられない体に
なってしまったこと。ベッドからTVで見てた事がずっとやりたくて、それを叶えてやれば成仏出来るだろうということで、
音無がユイの夢を叶えるために奮闘し、カナデは音無のサポート役になりました。


しかしユイを目いっぱい楽しませて満足してもらえば終わりかと思ったら、最後に出てきた願いは 「結婚」。
こればかりはさすがの音無にも叶えるのが難しいと言う場面で、今までユイとギャグ交じりの罵り合いをして来た日向が
名乗りを上げたのはちょっと唐突に感じました。それならそうと、もう少しフラグを立てておいても良かったんじゃないかと。


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日向が本当にユイの事が好きだったと言うのはあるんでしょうけど、第6話で直井がこの世界から 「消える」 条件として、
「生前の夢を叶えれば成仏出来る」 と言った時に、日向だけはゆりがその条件を否定しないのを見てたんですよねぇ。


だから音無がユイを成仏させようとしてることに気づいたんだろうし、日向はそれにかこつける形で最期の瞬間を迎える
ユイの夢を叶えてやろうと告白したってところでしょうか。


しかしこんな事を続けてメンバーが次々に消えていくとしたら、いくらゆりがバカでもすぐに気づくと思うんですけど、
音無はその辺の事を考えてるのかなぁ…?それにユイの 「結婚」 のように、音無には叶えられない夢が出てきた時に
どうするかとか全然考えてなさそうですし。その辺がいくらなんでもちょっと行き当たりばったりすぎるかなと。


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そして最後に出てきた 「影」。やっぱりこの世界には欺瞞などではなく、明確な 「敵」 が存在する必要があるという伏線?
だとすると、音無とカナデのやってることに気づいてるってことなんでしょうけど、ゆりは全然知らないように見せてるのが
ハッタリなのかどうなのか…。


この世界、この物語におけるゆりの役割ってのが、まだはっきりと見えてきません。本当に何も知らないで 「神」 が居ると
信じて抗ってるだけで、最終回で普通に成仏していくとしたらそれはそれで斬新なヒロインですけど。


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今回はユイが消えることになりましたが、今までの目立ち方から言って当然でしょうね。途中参加の割にSSSのメンバーの
中でもやたらと目立つ存在になってましたし。…と言うか、他のメンバーは見せ場がなさすぎて、どう見ても脇役以上には
見えませんし、今さら藤巻とか松下の生前話をされたところで、正直思い入れは全く無いですしね…。


他に目立つ存在の日向や直井は 「成仏未遂」 で終わってますし、「消える」 条件を知ってるだけにもう一度成仏させ直す
とも考えにくいので、もしかしたらまともに理由を話して成仏していくのはゆりを除けばこれが最後になるんでしょうか。



―― EPISODE.10 「Goodbye Day」 (了)




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