デート・ア・ライブ 第七話 「来訪者達」


「デート・ア・ライブ DATE A LIVE」


原作:橘公司
原作イラスト:つなこ
監督:元永慶太郎
シリーズ構成:白根秀樹
キャラクターデザイン・総作画監督:石野聡
メカデザイン:明貴美加
アニメーション制作:AIC PLUS+


第7話 「来訪者達」。脚本:田中仁、絵コンテ:斎藤久、演出:高林久弥、作画監督:杉本光司/菊池正芳




「富士見書房40周年記念アニメ」 と銘打たれた、「デート・ア・ライブ」。原作は未読です。


前回のエピローグに登場していたASTの補充要員、 “魔術師” 崇宮真那 (たかみや まな) 3尉。その実力は、ASTの隊員
10人を相手にして、圧倒してしまうほどでした。まぁ、ASTが大根や蕎麦を相手に苦戦して、温泉での慰労会に浮かれている
腑抜けばかりとはいえ (笑)、『精霊を殺した少女』 の二つ名は伊達では無い、と言ったところのようです。


でも、最後の折紙との対戦では、防御されたとはいえ折紙が背後を取って有利な状況で終わりましたけど、攻撃を防いだ
時点で真那の勝利という条件だったのかなぁ。その辺がよくわかりませんでした。


『義妹、実妹……甘く背徳に満ちたその響き。食べ物では無い、呪文でも無い。それは ――


そして今回のナレーション。食べ物では無い…って “米” じゃねーし!と思ったら、本編ではよしのんが大嘘吐いてます。
しかも、『禁断の果実の味』 がする義妹と実妹の “どんぶり” とか、どこのエロゲですか。



真那は 「陸自のトップエース」 と呼ばれてたり、少尉の階級も持ってるみたいですけど、前回は 「出向の民間人」 だとか
言われてませんでしたっけ…?そういえば、真那はメインキャラっぽい割に、名前には漢数字が入ってませんけど、名前に
数字が入ってるキャラと入ってないキャラの違いは、何なんでしょうかね。


真那の二つ名である 「精霊殺し」 に関しては、当の真那が 『近いうちに直接見る機会が巡って来やがる』 とか言ってるので、
恐らく今回登場した狂三こそが、真那が 「殺した」 精霊ということになるんでしょう。しかし、実際には殺した筈の狂三は死んで
いないことから、『他の精霊と同列に扱わねー方がいい』 と言っているようです。


そして、狂三が天宮市に現れるという情報をキャッチして、真那が天宮駐屯地に配属されたというところなのかな、と。



しかし、士道を見て 『兄さま』 と呼ぶ真那は、本当に士道の実妹なんでしょうか。5話で士道の回復能力が 『精霊の力』 だと
言われてた時から、琴里とは血が繋がって無さそうな気はしてましたが、今回あっさり義妹 (義理の妹) だと告白しました。


それなら、真那と士道が実の兄妹だとしても不思議では無いんですが、士道が真那のことを覚えてないというのが、どういう
ことなのかよくわからないです。それに、士道には五河家の “養子” になった理由なども含めて、まだ謎な部分が多いです。


そして、唐突に士道の高校に転入して来た、三人目の “精霊” 時崎狂三 (ときさき くるみ) 。最初の頃は、精霊が現世界に
現れる時は 「空間震」 が発生するというのが通説でしたけど、四糸乃もゲーセンとか神社とかうろうろしてましたし、狂三も
ASTにキャッチされることなく高校に転入して来たりと、「空間震」 が発生しないケースが増えてます。


これって単純に、四糸乃や狂三が異世界に帰ってないってのが原因なんでしょうか。
それに、狂三もやっぱり自分の名前を持ってるみたいですし、なぜ十香だけ名前を持って無かったのかも未だに不明です。



意図せずに周囲に損害を与えてしまう十香や四糸乃と違って、狂三は 「空間震」 と関係なく人を殺している精霊 “ナイトメア”
とのこと。まぁ、1万人も殺してる精霊を 「対精霊部隊」 の隊長である燎子が知らないというのも、ASTの危機感の無さを表して
いるというか、むしろ一般に広く報道されてないと余計に危険だと思うんですけど、報道管制でも敷かれてるんですかね。


士道も琴里に聞かされるまで、精霊の存在や 「空間震」 の発生原因を知らなかったみたいですし、精霊関係については一部
の人間しか知らない最高機密っぽいですね。やっぱり 「処理」 する方法が方法 (精霊を殺す) だけに、公には出来ないという
ところなのかな。琴里たちラタトスクが、どうやってその情報を入手したのかはわかりませんけど。


しかし、何度戦っても十香や四糸乃にほとんど傷を付けられなかったASTと違って、真那の攻撃は 「霊装」 した狂三をいとも
簡単に貫きました。これは単純に、真那が持つ武装がASTとは桁違いということなのか、狂三の 「霊装」 に防御力が無いのか。



左目が時計になっている狂三のデザインは、凄くセンスが良くて好きなんですけど、 「時計」 ってことは狂三の不死の力は、
“回復” ではなく “巻戻し” みたいな物になるのかなと。狂三の目的は、士道の力を手に入れること (?) のようですけど、
殺しても死なない狂三に 「不死」 の能力は必要無さそうですし、欲しいのは霊力を封印する力…の方なんでしょうか。


今回は重要そうな新キャラが二人登場して、結構話が動いてきた気がします。真那のキャラはまだよくわかりませんが、狂三は
エロくて壊れてて雰囲気を持ってて、凄く良いキャラですね。スカートをたくし上げるシーンは、見えてないのにエロかったです。


それと、十香が士道を取られないように腕を組んだり、机をくっつけたり、貧ケツ (笑) で腰を振ってるのが可愛かったです。
でも、四糸乃の出番が少ないのは残念でした。学校で話が進んでると、四糸乃は出られませんからねぇ。



―― 第七話 「来訪者達」 (了)




画像の著作権は全て著作権者に帰属します : © 2013 橘公司・つなこ / 富士見書房 / 「デート・ア・ライブ」 製作委員会



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