THE iDOLM@STER 第十四話 「変わりはじめた世界!」



アイドル育成シミュレーション 「THE iDOLM@STER」 のTVアニメ第十四話。
遂に牙を剥いた961プロからの宣戦布告。卑劣な手段に色めき立つアイドル達を前に、プロデューサーの出した決断は。




後期に入ってオープニングが変更になりました。曲は 「CHANGE!!!!」。
作詞:yura氏、作曲:NBGI(内田哲也)氏、編曲:橋本由香利・NBGI(内田哲也)両氏。歌は当然、765PRO ALLSTARS。


前期の 「READY!!」 は、ライブ前の緊張感とライブ中の熱気が伝わるような映像でしたが、後期はAメロが仕事風景、
Bメロ〜サビへの入りはまさに 「CHANGE!!!!」 と言った感じで、サビはトップアイドル目指して駆け抜けていくイメージ?


相変わらずの 「やよいおり」 と 「ゆきまこ」 に加えて、プロジェクト・フェアリーも居ました。それと歌ってる千早の後ろに
ちび千早が居ますが、子供の頃は楽しく歌うことが大好きだった少女が、なぜ現在のように歌うことで自分を追い込む程にまで
変わってしまったのかがかなりの伏線ですけど、今回は本編でも子供の写真を見て、千早が真剣な表情を浮かべてましたね。



サビで全員が駆け抜けていくシーンの疾走感とダンスは、圧巻のひと言。映像だけなら、「READY!!」 より好きです。


曲は、Bメロの 『アンコールは〜』 から、『SHOW MUST GO ON!』 の部分のメロディが好きで、その後サビに入る前に、
『スリー、ツー、ワン!』 と溜めるところも良いです。歌詞は 「READY!!」 が、アイドルとして歩き始めたばかりで、これから
駆け上がっていくという感じでしたが、「CHANGE!!!!」 では、アイドルとして軌道に乗って、さらに上を目指す内容かなと。


前期に続いて後期も良い曲で、アイドルものとして歌は大事な要素ですが、その点でアイマスは安心して見られます。



TOKYO EXCITE CITY HALLでの 「タイフーンLive」 を境にして、周囲の状況が一変したアイドル達。


仕事もファンも激増し、周囲からの注目度は大幅アップ。やよいの料理番組、春香・千早・美希の日曜生ワイド番組、
雪歩と真のラジオ、響のレポーター、ぷちます!のストラップ化(?)など、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いの765プロ。


やよいがタッパー持参で収録に臨んでそうだと考えるのは、ぷちますに影響されすぎですが、そのぷちますのストラップが
なぜか作中で大人気。実際に商品化すれば人気出そうですけど、まだ立体系の商品は発売に至ってませんね…確か。


そして、アイドル達の意識にも変化が表れますが、それが顕著なのが雪歩。臆病でいつも自信無さげだった雪歩が、
『お芝居には自信ありです』 と宣言するまでになりました。ライブではウインクもしてましたし、すっかり自信をつけたようです。



しかし「出る杭は打たれる」 とばかりに、人気上昇中の765プロに圧力をかけて来たのが、人気男性アイドルユニット
「ジュピター」 の所属する、961プロ。過去に765プロの高木社長と961プロの黒井社長の間で、アイドル育成方針をめぐって
イザコザがあったらしく、高木社長の765プロを目の仇にしているようです。


ここで961プロの圧力の話を聞いて、伊織がすぐに水瀬グループの力に頼ろうとしたのは、ちょっと意外に感じました。
伊織の目的 (父兄に自分を認めさせる) から考えても、あまり水瀬家の権力は使いたくないだろうと思ってたんですが…。


でも、大運動会の時も水瀬の名前を使ってこだまプロを威嚇したように、個人の感情は二の次にして仲間を助けることを
優先しちゃうってのも、伊織らしいと言えるのかもしれません。


そして961プロの話題が出たところで、悲しそうに目を伏せたのが小鳥さんでした。小鳥さんの過去は、公式にもほとんど
描かれてはいませんが、961との対立が進む中で明かされる可能性が出て来たのかもしれませんね。



しかし美希が言った通り、仕事の内容では負けてるのに、事務所の力で仕事を奪って居丈高に振舞っているジュピターは、
越えるべきライバルというより、単なる小悪党程度の印象しか感じられません。今築いてる人気アイドルの地位も、実力より
事務所の力が大きいじゃないかと勘繰ってしまいますし、ライバルにするには見せ方があまり良くないんじゃないかと。


そして961プロの宣戦布告に対し、まずは静観の構えを見せるプロデューサーですが、やられっ放しで引き下がるという
わけではなく、この一件は自分に任せて欲しいと、頼もしさを見せて来ました。『ハニー』 解禁となった美希を始め、
他のアイドル達にもそれなりに信頼されて来てるみたいですし、目立たないけど着実に成長を遂げているようです。


前回のライブでとりあえず一段落しましたが、後期も間髪入れずに色々仕掛けてきて、益々楽しみになって来ました。



―― 第十四話 「変わりはじめた世界!」 (了)




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