まこが扉絵にメインで登場するとか凄く久々な気がします(笑)。県予選の次鋒戦以来でしょうか。
今回はマホの模倣能力についてと、部長がマホを招待した思惑、そして藤田が選手選考してる大会が見えてきました。
とりあえず前回はマホの能力を 「トレース」 と書いておきましたが、サブタイトルに合わせて 「模倣」 と呼ぶことにします。
マホ、二度目の嶺上開花狙いに肝を冷やす咲。しかしムロと部長はマホの大明槓に意外そうな反応を見せてます。
それもその筈で、マホが同じ人の打ち方を模倣出来るのは、部長が見た牌譜では1ゲームに一局が限度だった筈。
ムロもそれに気づいてたから意外そうにしてたんでしょうし、事実二度目の嶺上開花は不発に終わっています。
どうやらマホの 「模倣打ち」 は、強い人がそばに居ると 「あーいう風に打ちたい」 と思って出来るものらしいです。
まぁそれで部長の考え方まで模倣出来るとしたら、和が否定しても完全にオカルトの世界になりますが(笑)、
模倣出来るのは1ゲームに一局どころか、1日に一局うまくいけばいい方だとのことなので、4人連続で模倣出来た今回は、
かなり運が良かったということになりそうですね。
しかし和は、『安直なカンはしない方がいい』 とか、嶺上出来るかもと思ったというマホに 『そんなオカルトありえません』
とか、遠まわしに咲の打ち方を全否定してるような気がします(笑)。
でも変な能力は持ってましたがマホが初心者であることには変わりがないらしく、部長はこれに目をつけてたようです。
まこを強化するために 「特殊な初心者」 が必要だったようで、その条件に合致したマホに白羽の矢が立ったのでした。
最初に咲と和をマホとの対戦相手に指名したので、この二人の強化が部長の目的なのかと思わされてましたが、
まこの強化は卓に入らなくてもマホの打ち筋を 「見せる」 だけで十分に可能ってことだったんですね。
初心者なら清澄にも一人忘れ去られてるのが居ますが(笑)、残念ながら 「特殊な」 という条件に合致してません。
しかしかおりんをこの条件に当て嵌めてるところを見ると、部長はかおりんに特殊な何かを感じてるってことのようです。
咲の強化には逆にマホの 「特殊」 の部分が必要だったようで、ある意味県予選前に藤田と対戦させた時と似てます。
あの時は徹底的に痛めつけることで咲をヘコませる作戦でしたが、今の咲は強い相手と戦わせても喜ぶだけなので、
咲にとっての不可侵領域である 「王牌(嶺上牌)」 にマホを踏み込ませることで、咲の危機感を煽る作戦に出たのでした。
そして藤田が選手選考してるのは、どうやら臨海女子のネリーが活躍した世界ジュニアの全日本選抜候補のようです。
一応 「国民麻雀大会」 の名前も出てますが、藤田と久保の会話で対戦相手には外国人らしき名前が出てましたし、
部長が 「世界とか興味ない」 と言ってるのを見ても、多分世界ジュニアの方じゃないかと。
ただ、藤田と久保が県内の選手しか選抜してなかったのが気になってたんですが、これはこの二人が選考を担当してるのが
県内だけってことで、他の地区に関しては別のプロ(小鍛冶プロとか)なんかが選んでるのかもしれないですね。
それで全国から集められた 「候補」 の中から、実際に世界ジュニアに出場する選手が決定するのかなと。
部長自身は、 「昨晩」 に仲良くなったかじゅ、衣、キャプテンと各校のエースを誘って、自分の強化を図ることに。
しかし、かじゅを下の名前で呼び捨てしてモモを嫉妬させたり、キャプテンを誘いに行って池田に複雑な表情をさせたりと
なかなか人間関係を複雑にしてるようです(笑)。それでも池田は、個人戦で全国大会に出場するキャプテンのために、
背中を押して送り出す所がキャプテン思いな後輩ですね。
この面子はかなり興味のある一戦となりましたが、残念ながら次号も休載です。
―― 第62局 「模倣」 (了)
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