デート・ア・ライブ 第八話 「三重狂騒曲」


「デート・ア・ライブ DATE A LIVE」


原作:橘公司
原作イラスト:つなこ
監督:元永慶太郎
シリーズ構成:白根秀樹
キャラクターデザイン・総作画監督:石野聡
メカデザイン:明貴美加
アニメーション制作:AIC PLUS+


第8話 「三重狂騒曲」。脚本:田中仁、絵コンテ・衣装協力:沖田宮奈、演出:安藤貴史、作画監督:八木元喜/志賀道憲




「富士見書房40周年記念アニメ」 と銘打たれた、「デート・ア・ライブ」。原作は未読です。


アバンから、靴を履き替える狂三の黒ストッキングと、見えそうで見えないスカートの裾に、エロさを感じさせます。
そして、士道にデートに誘われた時、狂三が人差し指を口元にあてて、小首をかしげて喜ぶ仕草が可愛いですね。


『全方位交際、それはパラダイス!あの子も、この子もその子も。しかし、人生は儘ならない 』


「全方位交際」 って何ですか (笑)。しかも “人生” まで語り出しちゃいましたよ。



十香は亜衣・麻衣・美衣の入れ知恵を真に受けて、「女豹のポーズ」 と 「おっぱいチケット」 を使って、士道をデートに誘う
少しおバカな十香がエロくて可愛いです。


十香とのデートは、相変わらず食べてばかりでしたけど、最初に行った水族館はトンネル型水槽で泳ぐ魚のCGが綺麗でした。
それに、『勘違いするな。私は士道とデートがしたかっただけだぞ』 のツンデレ風台詞は、なかなか破壊力が高かったかなと。


折紙は、狂三が士道を狙っていることを知って、士道を一人にするのが危険だという判断でデートに誘ったようです。
普段が普段だけに、それ以外の意図がありそうに思えてしまいますが、純粋に士道の身を案じての行動なんでしょう…きっと。



待ち合わせの1時間前に来て、頭と肩に鳩を停めたまま待ち続け、『私も今来たところ』 と言える折紙がいじらしい…かも。
ここで、飛び立っていく鳩の 「クルッポー、クルッポー」 の鳴き声が、妙に笑えました。


しかし、士道が席を外してる間に、ナチュラルに士道の食べかけたパスタに手をつけたり、当然のように 「ドリームパーク」 に
士道を連れ込んで、『どの部屋にする?』 と聞ける折紙さんの積極性は、さすがとしか言いようがありません。


健康的な色気を武器にする十香とは対照的に、狂三は怪しい色気を醸し出しているというか、黒レースのガーターベルトが
似合い過ぎでエロ過ぎました。でも、『士道さんが可愛いとおっしゃって下さいましたので』 と紙袋を掲げる所は可愛かったです。


まぁ、狂気を秘めた元の性格はともかく、常にハラペコな十香や、奇行が目立つ折紙に比べると、ペットショップで子犬を見て
癒されていたりと、デート中は狂三が一番まともな性格に見えるかもしれません。



それだけに、その後の惨殺現場でのギャップが狂三の異常さを引き立てますが、元はと言えば子猫をエアガンの的にする
ような連中でしたし、殺す相手は無差別じゃなくてある程度は選別してるって事なのかなぁ…。でも士道を狙ってるという事は、
必ずしも悪人だけを殺してるわけでは無さそうですけど。


しかし、狂三が士道を押し倒した時、時間が止まったような演出がありましたけど、あれが狂三の能力になるんでしょうか。
結局その後、“サイコキネシス” みたいな真那の力によって吹き飛ばされていましたが、真那はこんな力を持っているから、
優秀な “魔術師” なんて呼ばれてたということですかね。


そういえば、今回挿入歌で流れていた 「16bitガール」 は、狂三役の真田アサミさんが歌ってましたけど、何でこのタイトル
なんでしょうね。狂三と 「16bit」 って何も関係無さそうですし。個人的には、狂三にテクノポップというイメージはありません
でしたけど、曲は普通にいい感じの曲だったと思います。



唯一士道とデートをさせてもらえなかった四糸乃でしたが、士道のデートを成功させるために、三人組の注意を引きつける役を
買って出たりと、頑張っていました。ただ、四糸乃は自分の当番回でもまともなデートをさせてもらってませんし、一度くらいは
士道とちゃんとしたデートをさせてあげて欲しいところです。


ということで、狂三と真那の登場によってかなり話が動いてきていますし、今後の展開がかなり楽しみになって来ましたが、
とりあえずは狂三をどうやって 「デレさせる」 つもりなのか、士道の手腕が試されるといった所でしょうか。


『俺はお前を否定しない』 、 『俺がお前のヒーローになる』 に続く、士道の名台詞が炸裂するのか。



―― 第八話 「三重狂騒曲」 (了)




画像の著作権は全て著作権者に帰属します : © 2013 橘公司・つなこ / 富士見書房 / 「デート・ア・ライブ」 製作委員会



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