アイドル育成シミュレーション 「THE iDOLM@STER」 のTVアニメ第九話。
今回は美少女姉妹探偵・亜美&真美が、消えたゴージャスセレブプリンの謎に迫る、サスペンスストーリー……みたいな?
冒頭は竜宮小町出演のドラマ、 「美人姉妹探偵団」。
このドラマで注目すべきは、三人の演技力の高さもあるのですが、ドラマの最後でつぶやくあずさの台詞でしょう。
まさかこれが今回の衝撃のラストに繋がる伏線になっていようとは――…。
『さようなら……思い出の日々』
しかしドラマを見ると、特に亜美の演技力が半端なく高く感じられます。この辺りも、外見だけでなく亜美 (と真美) が
成長したと感じさせる部分でもあるのですが、仕事以外で765プロの仲間と居る時や、亜美と真美が二人一緒に居る時は、
今までと変わらぬ二人でもあるわけで…今回もいつもの亜美真美らしく、些細な事件から事務所のみんなを巻き込んで、
物語を大きく引っ掻き回します。
外見的に成長したとは言いましたが、真美のこの美少女っぷりは小学生時代から1年足らずで、本当に "羽化した" とでも
表現するべきでしょうか。亜美の方は少し幼さを残していて、真美の方が大人っぽくなったと感じることもあるんですが、
二人一緒に並ぶとやっぱり同じなんですよねぇ。そこは双子ならではというか何というか。
外見に比例せず、言動は小学生時代とほとんど変わらないので、ギャップが出始めてるんですが、子供っぽい性格が
ダメなPも居るでしょうし、1人でもやかましい位のキャラなのに、それがステレオで来るので、姦しいタイプが苦手なPも
多そうです。過去には、不人気キャラとして定評を持っていた時代もある亜美真美ですし…。
それはそうと、貴音に音も無く背後に立たれたら、ちょっとどころかかなり怖いんですけど(笑)。
亜美が竜宮小町に抜擢されてから、離ればなれの時間が多くなった亜美と真美。今まで自分と同じ姿の姉妹が側に居ない
ということが無かっただけに、やはりお互いに寂しい思いをしているようです。しかし、たとえ離れていても、亜美は真美の
ことをいつも考え、真美は亜美のことを常に考えて行動している…というのはずっと変わらない。
だからこそ、二人一緒の時間はいつも以上に楽しく感じられるし、今までと変わらぬ息の合ったやり取りが出来るんでしょう。
亜美と離れて寂しいという真美ですが、考えてみれば以前は二人で一人の 「双海亜美」 として活動して、真美は亜美の
影武者みたいな役回りであり、やっと二人一緒のステージに立てると思ったら、今度は亜美だけが一歩先に行ってしまった。
そう考えると、結構不遇な扱いを受けてる気もする真美ですが、それでも 「自分が亜美と同じ位置まで上がって行けばいい」
と前向きに考えるところが、真美の良いところであり、おそらく亜美が逆の立場でも同じ答えを返すのだと思います。
『さようなら……ダイエットの日々』
そして、事件は亜美真美がきっかけを作って、美希が犯人ということで解決…かと思いきや、エンディング後のエピローグで、
更なる真犯人発覚(笑)。プロローグでの台詞と重なって、綺麗な二段オチでした。
今回は亜美真美らしいドタバタっぷりと、どこまで行っても二人は一緒なんだという、双子の絆がわかる回だったと思います。
そして765プロの全員出演回(社長以外)でしたが、各々の出番を絞って効果的に使ってたのではないかと。
思えば、全員が主役にもなれるキャラを、脇役として使い回せるんですから、贅沢な使い方ですね。
―― 第九話 「ふたりだから出来ること」 (了)
「THE iDOLM@STER」 の画像の著作権は全て著作権者に帰属します : © NBGI/PROJECT iM@S
【関連記事】 THE iDOLM@STER 第八話 「しあわせへの回り道」
【関連記事】 THE iDOLM@STER 第十話 「みんなで、少しでも前へ」
copyright © 2009-2018 月 奏 | |