咲-Saki- 第92局 「奇怪」 



早和了りで一気に逃げ切りたい姫松の末原恭子でしたが、宮守女子の姉帯豊音に追捕され、後続との点差はフラットに。
準決勝に駒を進めることが出来るのは、上位2校のみ。いよいよ大将戦も大詰めの後半戦に突入します。




今回は豊音の活躍に合わせて、86局の続きとなる宮守女子の過去が語られます。ただ、二回戦でここまで過去に踏み込んで
来るということは、逆に宮守女子の出番が二回戦で終わりだということを暗示してるように見えなくもないですけどねぇ。


永水女子の面々なんか、未だに謎だらけですし。


副将戦に続いて、大将戦の休憩中にも仲間の元に駆けつけたのは、小瀬川白望。今回も 『お小水のついで』 だったのかは
わかりませんが (笑)、ダルいダルいと言いつつも、仲間を心配して声をかけに来る辺り、なかなかのダルデレさんですね。
エイスリンを麻雀部に引き込んだのもシロみたいですし、実は宮守女子の部長ってシロだったりしますか…?



追っかけリーチをかけて、先制リーチ者を後ろから縊くという豊音ですが、末原先輩が言うとおり誰もリーチせんかったら
そもそも追いかけようが無いので、直撃をかわすのは簡単なように見えます。でも、その程度で何も出来なくなるくらいなら、
実業団の元監督が目をつけて連れてきたりはしないだろう、ということで …… ついに 『それ』 を出しちゃったようです。


大将戦後半 東一局


宮守和了形        


混一色A、役牌@ : 親30符3飜 2000ALL


順位選手名学校名学年得点得点差
1末原恭子姫松3104000
2姉帯豊音宮守女子3103800-200
3宮永咲清澄1103100-900
4石戸霞永水女子389100-14900

※点数は不確定版


胡桃によると 「ともびき」 と呼ばれている (?) らしい “それ” とは、ここまで見せていた追っかけリーチとは対照的に、
4副露しての裸単騎待ちから 「友達 (同じ牌)」 を 「引いて」 のツモ和了り。つまり "友引"。


今まで登場したオカルト能力者にも、二つの特性を併せ持つようなキャラは居なかったと思いますが、豊音は "背向" と
"友引" という全く別の二つの特性を持っているのか、それとも両方とも豊音が持つ何らかの特性の 「一部」 なのか。


でもそうすると、豊音が故郷で 「背向のトヨネ」 と呼ばれてたのは、"追っかけ" だけでそう呼ばれてたってことですかねぇ。
必殺技としてはむしろ "裸単騎" の方が本命っぽいので、こっちからあだ名を付けられても良さそうな気がしますけど。



この状態の豊音をシロは 『“初見では” 誰もまともに相手できなかった』 と言ってますが、これは “初見以外” なら
相手にできた (対処出来た) という意味にも捉えられます。トシさんも 『決勝まで隠しておきたかった』 と言ってますし、
一度見せてしまうと対処される可能性が高くなったりするんでしょうか。


それでも二回戦で使わざるを得なかったのは、『清澄の子が相手じゃ、そうも言ってられない』 とのことで、トシさんは
咲のことをかなり警戒している様子です。ただ、咲と一緒に石戸霞の名前が出ないということは、トシさんの見解では
霞よりも咲を高く評価してる…ということになるのかなと。



そして、「麻雀異文化交流」 のエイスリン・ウィッシュアート。どうして和了率全国1位を取るようなキウイが、面子も揃わない
ような弱小麻雀部の宮守女子に留学して来たのか謎だったんですが…。これはそもそも麻雀をやったことすらなかったのか、
元々麻雀は強かったけど、麻雀部に入部してなかっただけなのか。


岩手のレベルが極端に低いのでも無い限り、地区大会で和了率全国1位を取るような実力者なら、どこかの強豪校に
特待生として入学してても良さそうなもんですし、やっぱりエイスリンの実力を開花させたのもトシさんなのだとしたら…
指導者としての格が違いすぎますね。いや、誰と違うというわけでは無いですが。



―― 第92局 「奇怪」 (了)




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