咲-Saki- 第76局 「不安」 



デジタル雀士・原村和。全国制覇の期待に胸、膨らます――!!


扉絵は中堅戦開始前の本編とは無関係に和。たまには作品タイトルにもなっている主人公のことも描いてあげて下さい。
でもまぁ 「全国制覇」 ってアオリ文句は、照と話したいだけの咲の目的とは合致しませんからねぇ。


しかし編集者の罠だとわかってても、あえて突っ込まなくちゃダメでしょうか。彼女の胸はもう十分膨らんでるよ、と(笑)。




まず登場したのは 「ふくよかすこやか」 コンビ、アイドルアナ・こーこちゃんと人気プロ雀士・すこやん。
二人は臨海女子戦の実況・解説担当ってことで、そういえば6日目は清澄の他に、もう1試合行われてたんでした。


さらに藤田プロと久保コーチの選抜コンビや、姫松のメンドくさい人も合流して、色々と新しい情報が出て来ました。


まず、臨海女子のブロックでは、南北海道の有珠山と京都の八桝の2校が、二回戦に勝ち上がって来たようです。
これでベスト16のうち11校まで判明しましたが、藤田プロとすこやんの話に出てきた 「赤土」 が監督の高校というのは、
やはりまだ名前の出てない高校の中のどれか1校ってことになるんでしょうか。



藤田プロは 「赤土選手」 と呼んでるので、実業団時代に対戦した経験があるのではないかと思いますが、
何かの 「含み」 があってすこやんに赤土の話をしたのか、本命の話に繋げるための単なる世間話だったのかは微妙ですね。


「小鍛冶さん」 、 「靖子ちゃん」 という呼び方から察するに、やはりすこやんの方がプロとして (年齢でも?) 先輩って
ことでしょうけど、藤田プロも久保コーチも面識がありそうな 「赤阪――…さん」 と、この面子はどこで繋がるんでしょうか。


藤田プロが郁乃を 「監督さん」 と呼んでるのが、代行だと知らないだけなのか、正式に監督に就任したのかはわかりませんが、
もし監督になったんだとしたら、入院中と言われていた善野監督はどうなったんでしょうねぇ。



一方の宮守女子控室ではエイスリンが涙…。まこはせっかくタコスの仇を取って県予選決勝の汚名を雪いだのに、
これからは 「エイちゃんを泣かしたメガネ」 として、別の汚名を被らなきゃいいんですけど(笑)。


そして自分の出番に向けて準備する部長ですが、咲でも気づくほど普段とは違う様子を見せています。
ずっと夢見ていた舞台で強豪校を相手にする不安、後輩部員達から受け継がれた点棒の重み、さらに県予選で
負かして来た相手や、地元で応援してくれる人たちの期待が一気に圧し掛かって、押し潰されそうになっているようです。


これは恐らく、第65局でまこが危惧していたことが、まさに現実になってしまったということでしょうか。


『(風越や龍門渕が宿舎に来てくれたことで) 1年生たちはこれで気がほぐれるかもしれん…。じゃがあんたは――?』



部長の気をほぐしてくれるのは、やはりキャプテンやかじゅになるのかと思っていましたが、部長にとってこの2人はまだまだ
気の置ける間柄…だということでしょうか。いずれにしても、曲者揃いっぽい相手を前にして、部長が本来の力を出し切れない
ようだとしたら、中堅戦が波乱の様相を呈してきたのは間違いなさそうです。


中堅戦開始前 (予想)

順位選手名学校名学年点数点数差
1竹井久清澄3112800
2鹿倉胡桃宮守女子3103500-9300
3滝見春永水女子193100-19700
4愛宕洋榎姫松390600-22200

そして現在の点数が2校ほど見えてますが、112800点がトップの清澄、上家の90600点が最下位の姫松だとすると、
部分的に表示されている他の点数の断片から予想するに、各校の点数はこのような感じではないかと思います。


これで合ってる場合、次鋒戦の結果は、まこ (+12900)、由子 (+6200)、巴 (-7600)、エイスリン (-11500)で由子が
意外に頑張っていたようですね。



―― 第76局 「不安」 (了)




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