「咲-Saki-」 最終話。
部長の企画した四校合同合宿でレベルを上げ、咲は和との絆を深める事で照との対戦に意欲を燃やし、
いい感じに合宿も終了して 「私たちの全国大会はこれからだ!」 で終了するのかと思いきや…。
まさかの全国高校生麻雀大会、開幕――。
まだ二期をやるとも決まってないのに、開幕しちゃっていいんでしょうか。まぁ、当然やるんでしょうけど。
しかもここに来て原作未登場キャラの大盤振る舞いで、色々興味深い映像も出て来ました。
まずは西東京代表、白糸台高校。
現時点で名前が判明してるのは、宮永照(左前から一人目)と弘世菫(同二人目)のみ。
西東京予選の決勝ではこの二人が先鋒と次鋒だったみたいなので、大将の金髪までこの並び順で戦うのかも。
ただそれだと咲と照が対戦出来なくなるので、全国大会では照が大将に戻るか、咲が先鋒になったりするんでしょうか。
メガネっ娘はずっと頬を赤く染めてるので、照れ屋なキャラという設定とか?
そして春季選抜で大将だった照を先鋒に回す余裕が出来たくらいなので、代わりに大将になった金髪は相当強そうです。
巫女装束を着ているのが、鹿児島県代表の永水女子高校でしょう。
多分先頭に居るのが、名前とシルエットだけ登場していた神代。衣と同学年っぽいので、多分二年生だと思います。
見た目で判断すれば、右の画像の前衛三人が強そうに見えますね。
しかしなぜかメガネっ娘一人だけ制服姿なのが気になります。
もしかしたらメンバーが足りずに、正式な部員じゃない選手を人数合わせで出場させてるとか…はさすがに無いか。
続いて今のところ全く情報無しの高校。
肌の黒い娘は眉毛の先が割れてるし、屋内で日傘差してる娘は居るし、制服もバラバラだしでかなりカオスです。
帽子をかぶったロリっ娘の衣装が、何かの宗教服とか民族衣装って感じにも見えるので、多国籍っぽい印象も受けます。
そのロリっ娘は、以前シルエットだけで登場した事がある選手ですね。
この時部長が、龍門渕の井上と一緒にカテゴライズしてたので、「流れ」 を操るタイプの打ち手でしょうか。
西東京や鹿児島以外で、作中に少しでも名前が出た都道府県には東東京代表があります。去年は龍門渕と対戦した
と言われてますし、かじゅが合宿に持ってきたデータにも名前が書いてあったので、もしかしたら東東京代表かも。
全国大会編の主要キャラクター勢ぞろい。まず左端が鹿児島の神代。
さすがに容姿的にも全国クラス。巫女服を着てるのはシルエットを見た時に予想した通りでした。
真ん中が照で、その右に流れを操りそうなロリっ娘。そして右端には全くの新顔が居ます。
ここまで団体戦の選手として映ってない所を見ると、個人戦に出場する選手なのかもしれません。
咲は願い通りに照との再会を果たすも、ガン無視されたようです。妹を他人扱いする程の怒りの理由は一体何なのか…。
永水の神代さんは、いきなり九蓮の九面待ちとかやってるんですけど(笑)。
全国区の魔物は県大会で戦った面子を霞ませますねぇ。咲の嶺上や衣の海底は、これに比べたら可愛いもんです。
県予選で役満を和了ったのはかおりんだけで、池田と咲も数え役満は和了ってますが、それ以外は聴牌止まりでした。
しかしこれは、全国大会で魔物達が役満を連発するのと区別する為に、県予選段階では役満を封印してたのかもです。
日傘娘はこの高校ではロリっ娘に続くNo.2って所でしょうか。
歌でも歌ってるように見えますが、さすがに対局中に歌ったりはしない…かな?
そして白糸台の大将。対戦順が西東京の決勝と変わらなければ、咲の相手はこの娘になりますがどうなるか。
ロリっ娘はなんか空飛んでますけど、これも麻雀対局時の演出?「空」 とか 「飛」 を連想させる役とかあったかなぁ…。
そして照はやはり先鋒のまま変わらないということなのか、タコスと対戦してます。
地中から銅鏡(?)みたいなのを召喚し、鏡面を切り裂いた照が灯籠をバックにして登場。
銅鏡だとすると有名なのは 「八咫鏡」 ですが、三種の神器とか神道系に関わる能力でしょうか。
でも神道だと巫女の永水女子と被りそうな気がしますし。
しかしこれだと咲の望んだ姉妹対決が実現しませんけど、どうするんでしょうかね。
団体戦では対戦させずに、個人戦で決着をつけるつもりとか?
どっちにしても照の相手がタコスと言うのは、かなりミスマッチな気がします。先鋒戦を捨てて、残り4人で挽回する作戦
だとしても、次鋒以降のメンバーも強力そうな白糸台相手には先鋒戦の結果がそのまま致命傷になりそうです。
続く永水女子のロリっ娘も、照に負けないくらいの物凄そうな攻撃をしてます。
神代といいこの娘といい、演出的に見ると永水女子はかなり強そうです。
しかし巫女と言えば普通穢れを祓う存在なのに、これは何か禍々しいものを呼び寄せちゃってるようにも見えます。
そして和が咲から貰ったマスコットが、雨の中打ち捨てられている意味深なシーン。
咲と決別した和が去っていくようにも見えます。
和との約束を破って咲が試合で手を抜いた…ってパターンは、個人戦で使ったからさすがにもう使わないと思いますが、
もしまたこのパターンを使うなら、和が優勝出来ない場合に東京に転校させられそうな事を知った咲が、
和を勝たせるために手を抜いた…とかなら考えられそうです。
最後に対局室へ向かう咲ですが、やはり永水女子と戦うのは間違い無さそうです。
でも、咲がこの娘と戦って和がロリっ娘と戦ってるって事は、神代の相手はこちらもタコスになるんでしょうか。
もし白糸台の照や永水女子の神代が先鋒に居るようなら、清澄も対戦順を考えた方がいいと思いますけど…。
部長辺りを先鋒に持って来れれば、この二人とも勝負になりそうな気がします。
―― 第25局 「全国」 (了)
これで 「咲-Saki-」 も終了となりました。以下はアニメ版を総括した感想です。
自分は原作からのファンだったので、アニメが始まる前は期待と不安が半々って所でしたが、
終わってみれば悪くなかったと思います。特に盛り上がったのは団体戦決勝の大将戦で、第19局が一番好きでした。
ストーリーは基本的に原作を踏襲してて良かったと思いますが、百合方面の演出は強化しすぎな気はしました。
まぁこの辺は個人の好みもありますし、百合を望んでるファンが多いなら別に構わないと思います。
ただ、原作の進行状況に合わせて団体戦までで終了するかと思ってたので、オリジナルの個人戦や全国大会開幕まで
話が進んだのはちょっと意外でしたし、賛否を呼びそうな所ではあります。
個人的にも、原作通りの団体戦まではともかく、個人戦はちょっと盛り上がりに欠けた気がしてます。
麻雀部分が原作のように深く考えられてなかったですし、半分近くの試合で手抜きしていた咲が残りの試合だけで
逆転してしまう展開はちょっと好きになれませんでした。
そして今後気になるのは、やはり原作より先行してる部分ですね。
既に照や神代なども登場させてますし、個人戦は全国大会出場者がキャプテン、和、咲と決定しちゃってるので、
もし原作でこれから個人戦が始まるにしても、結果がアニメと違った場合はどうするのかなぁ…とか。
まぁさすがにその辺は小林立先生に確認した上で作ってると思うので大丈夫だと思いますが、
アニメの二期をやる時はなるべく原作との整合性を優先して作って欲しいです。
何にせよ、好きだったマイナー作品が広く知れ渡ったというのは、ファンとしては喜ばしい事だと思います。
人気が上がればそれだけ長く続く可能性も高くなりますし、それだけでもアニメ化した意義はあったかな?
…などと偉そうな事を言って、感想を締めくくりたいと思います。
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