THE iDOLM@STER 第十六話 「ひとりぼっちの気持ち」



アイドル育成シミュレーション 「THE iDOLM@STER」 のTVアニメ第十六話。
再び765プロへの妨害工作を仕掛けてきた黒井社長とジュピター。今回その標的となったのは、響でした。




まずは千早の過去の悪夢からスタート。今まで千早の過去については、いくつか伏線が張られてきていますが、今回は不仲な
両親と、交通事故という重要なキーワードが出て来ました。千早に関しては、今後更に深くまで掘り下げられて行きそうですね。


そして今回の内容は、毎週日曜朝に放送される響の番組、 「とびだせ!動物ワールド」 の収録。しかし、響と一緒に番組に
出演するいぬ美が、朝食時に反抗的な態度を取ったことで仲違いし、いぬ美無しで収録に望むことになった響。更に再び
765プロの仕事を奪おうと企む黒井社長の罠にはまり、響は収録現場から離れた場所に置き去りにされ、大ピンチに陥ります。


今までアイドルがピンチに陥った時、助けてくれるのは765プロの仲間たちやプロデューサーでしたが、今回は響のペットたちが
全員集合して、響を助けてくれました。でもハム蔵が必死に助けを求めても、人間で助けに来てくれたのが小鳥さんと春香だけ
だったのは、響のひとりぼっち感を演出してますね…。いや、やよいや雪歩は仕事で来れなかっただけなんでしょう。多分。


しかし、ビンタされた響の頬が赤く染まるって、どれだけ強いビンタだったんだよ、ハム蔵(笑)。



番組のディレクターがオネエ系だったので、イケメンに弱かったりするのかと思ったら、案外ジュピターには冷たかったですね。
さすがに人を見る目は高いようで、ADの言い訳にも響がそんな子じゃないと思ってくれてましたし、ジュピターに代役をさせる
提案を聞いた時も、『響ちゃんが一番いいのは間違いない』 と響を買ってくれてたのは嬉しかったです。


でも最後に冬馬が、『アイドルなら実力で勝負しろよな』 と言ってましたが、ジュピターの仕事ぶりを見た上でディレクターが
『ジュピターはお役御免』 と判断した意味がわかってないのだとしたら、相当周りが見えてないキャラクターのようです。


まぁこんな性格だからこそ、黒井社長にいいように手駒として使われてるんでしょうから、冬馬自身も不憫と言えば不憫ですが。



アイドル達をワンランク上にステップアップさせるために、ライバルを用意するという手法はもちろん良いとは思いますが、
それが奸計を用いてまともに勝負しない相手だというなら、ちょっと話が違ってきます。


確かにジュピターは人気があるのかもしれませんが、ジュピターを番組のメインに使おうという提案を聞いたディレクターが
『ソツなくこなしてくれるとは思うわ』 と歯切れの悪い言い方をしてたのを見ても、やはり実力には疑問が残りますし、
大運動会の時の新幹少女もそうでしたが、ライバルが必ず "悪" であり、嫌味なキャラである必要は無いと思うんですよねぇ。


特に奇をてらったことをせず、絶対的に人気・実力のある王道的アイドルをライバルとして登場させることで、互いに切磋琢磨して
正々堂々トップアイドルを目指してもいいのではないかと思います。このままジュピターとの無益なライバル関係を続けられても、
ストレスが溜まる一方のような気がしてならないのですが…。



―― 第十六話 「ひとりぼっちの気持ち」 (了)




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