咲-Saki- 第72局 「余裕」　



遂に目覚めた姫様が 「全力以上」 であたると、一体どんな麻雀を見せてくれるのか―― と、1ヶ月待ち侘びておりました。
白望や漫の見せ場も無いまま、早くも一方的な展開になっちゃったりするのかっ！？


…… などと思っていた時期が、私にもありました（笑）。



タコスが 『咲ちゃんみたいな感じ』 と姫様の気配を感じ取り、白望と漫も警戒感を強める東一局三本場。


他家が次々に聴牌していく展開に、とりあえず姫様の能力は衣のような 「支配」 では無さそうだと思った矢先。
「東場の女王」 タコスや、「手が止まったら要注意」 の白望を差し置いて、一番自信が無さそうだった漫が姫様を直撃。
予想外の出来事に、白望と一緒に ？？ マークを飛ばしてたら、真相が明かされました。


霞 『起きた小蒔ちゃんはフツウの頑張り屋さんだものね』


フツウの頑張り屋さんって（笑）。


姫松和了形　　　　　　　　　　　　ドラ ： 　　裏 ：


リーチ①、一発①、平和①、ドラ②　　　子満貫 ： 8000（+900）


先鋒戦 東一局3本場

順位選手名学校名学年得点得点差
1片岡優希清澄1128300－
2小瀬川白望宮守女子396000-32300
▲3上重漫姫松288600-39700
▼4神代小蒔永水女子287100-41200


姫様はお目覚め＝能力覚醒では無かったようで、むしろ起きていると 『トバされなければなんでもいい』 とまで言われる
ほど弱い打ち手になってしまうようです。でも、既にタコスと4万点差を付けられてるのに、巴が 『3万点差くらいは覚悟』
と言ってるので、一応これ以上は点差を付けられずに多少盛り返すくらいの力はあるということでいいのかな？


しかし、これで姫様が去年のインターハイで大活躍してたということは、試合中ずっと寝てたりしたんでしょうかね…。


タコスたちが感じた 「気配」 は、試合開始から姫様が寝てる間には特に感じられていなかったようなので、姫様が覚醒する
には単純に眠っているだけでは駄目なのか、覚醒条件がまだ他にあったりするのかもしれないなぁと。



それに、姫様が起きた途端に他家3人がほぼ同時に聴牌したり、それまでタコ殴り状態だった漫が和了ったりしたのを
見ると、姫様が起きてる間は他家のアドバンテージ （東場のタコスとか） が無くなって、フラットになったりするのかなぁ
…とか思ってみたり。まぁ、これは単なる偶然だったのかもしれませんけど。


とにかく 「二度寝」 は無さそうだということなので、姫様の能力を見せてもらうには、二回戦を突破してもらわないと
いけなくなりました。永水女子の4人はサブタイトルどおりに 「余裕」 を見せてますが、その余裕は最後まで続くのか。



一方、漫に和了られてしまったことで、 「東二局は来ない」 宣言を潰されてしまったタコスは真っ白に…。まだまだ東場
は続くのに、こんなことで落ち込んでるとしたら、ここからは一番安定していそうな白望の見せ場となるでしょうか。


その白望の今局。「捨牌に迷って」 を選んだ結果、とりあえず手の仕上がりは早くなっているようです。


宮守一巡目　　　　


宮守ニ巡目　　　　　　　　　　　


宮守三巡目　　　　　　　　　　　


宮守四巡目　　　　　　　　　　　


ただ、姫様が手牌に持ってるのが の場合、 はもう出そうも無いので、和了るなら しか無くなります。
これだと 「手が高くなる」 とは言い難いので、捨牌に迷った効果は1度白望に和了ってみてもらわないとわからないかも
しれません。当の白望は、姫様が集めてる索子（のあたり）を見つめて、何を思っていたのやら…。



清澄五巡目後　　　　　　　　　


永水五巡目後　　　　　　　　　 ← 漫ロン


姫松四巡目後　　　　　　　　　


そして 「頑張り屋さん」 の姫様。配牌で七対子一向聴だったのに、最後は の対子落としをしてるので、かなり索子が
集まってるのは間違い無さそうなんですが、理牌から見ると か を暗刻で持ってるかもしれないので、下手したら
四暗刻を聴牌してる可能性もあります。


霞は起きた姫様を 「フツウ」 と言ってましたけど、実はこの状態でもかなり 「こわこわ」 だったりするのかもです。



最後に登場した宮守女子の残りのメンバーは、純よりデカい姉帯豊音や、衣よりちっこい（？）ティーンの鹿倉胡桃など。
メンバー全員が3年生というのは、今まで登場した高校では初めてのパターンですね。


ここで豊音から、姫様が 「九州赤山高校の藤原利仙を完封した」 という情報が出てきましたけど、去年のインハイの話
なんでしょうか。藤原利仙がまだ卒業してなければ、沖縄の銘苅なんかと一緒に、個人戦で見れる可能性はありそうです。


ついでに、ちゃちゃのんも広島代表として出て来れるといいですね（笑）。



―― 第72局 「余裕」 （了）



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