輪廻のラグランジェ Season2 第七話 「鴨川の誓い」



「輪廻のラグランジェ Season2 」 の第7話。
原作・制作協力:Production I.G、総監督:佐藤竜雄氏、監督:鈴木利正氏、シリーズ構成・脚本:菅 正太郎氏


「鴨川の誓い」 シナリオ:待田堂子氏、絵コンテ:西森章氏、演出:菊池勝也氏




たとえ一国の王様二人が相手でも、『口で語って駄目なら拳で語る』 まどかさんは、今日も男前です。でも、 『歯を食いしばれ』
というのは、普通顔を殴る前に言うセリフだと思うんですけど、意表を突いてボディに入れられたら、さすがの国王様二人も悶絶
するでしょう(笑)。


それでも、二人がちゃんと和解して、共にポリヘドロンの平和のために協力すると知れば、たとえ殴った相手でも海を泳いで
感謝の喜びを伝えに行くのが、まどからしい所であり良い所なのではないかな、と。


この時も含めて、今回はまどかの 『まるっ!』 が多く聞けましたけど、ランに謝るディセルマインを見て、後ろ手で小さく 「まる」
を描いてたのが一番良かったです。



冒頭でアステリアが、『ディセルマインがウォクスとユリカノを使ってデ・メトリオを攻撃しようとしていた』 と言ってるんですが、
ここで言う 「ユリカノ」 というのは、ユリカノの抜け殻にまどかを閉じ込めた 「ユリカノ」 …ってことなんでしょうか。


ただ、レ・ガリテが所持していたというウォクス・コアが、以前ユリカノとメモリアしたものなら、前回ユリカノの “心” が入った
まどかの体がアウラに拒絶されたように、まどかの “心” が入ったユリカノでは動かせるとは思えません。


これは、ディセルマインも “心” と “器” が一致しないと、ウォクスは動かせないということを知らなかったということなのか、
それとも全く別のウォクス・コアを使っているということなのか。


しかし今回は、 「誓いの丘」 で 『もう二度と戦わない』 という誓いを立てましたけど、最後までウォクスを戦わせずに終わらせる
ことが出来るんでしょうか。一応 『兵器として使わない』 としてるので、アステリアやようこが言っていた、『兵器以外の可能性』
というのが、見られる可能性はありそうですけど。



そして、いよいよ “輪廻” と “ウォクス” の核心に迫りそうな感じですが、ここで遂にアステリアの正体が明かされましたね。
メモリアを持っていることと、今までのアステリアの言葉などから考えれば一応予想は出来ましたが、二万年前にウォクスの
暴走を引き起こした、古レ・ガリテ王国の女王メイクンこそが、アステリア・リーザマリー・ド・ロシュフォールの正体でした。


どうして今はロリ化してるのかとか、メモリアから輝きが失われて、肉眼で視認出来るようになったのは何故かなど、不明な
点は多々ありますが、ユリカノが再び輪廻の先に消えてしまい、ジャージ部の三人が “不戦の誓い” を立てた今、もしかしたら
アステリアがもう一度輪廻を開く鍵として、担ぎ出されたりするのかなぁ…とか。


モイドが、今さら二万年前の遺跡に興味を持ってるのも、怪しいですし。


ただ、二万年前にメイクンが輪廻を開いた時、ウォクスは1体だけだと思うんですけど、どうしてウォクスの言い伝えには、
“大鬼” が3体出てくるんでしょうか。二万年前に起きたウォクスの暴走と、大鬼の伝説は無関係ということ…?



まるっ。



―― 第七話 「鴨川の誓い」 (了)




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