「バンブーブレード」 114話。…なんか途中まで読んでて最終回かと思うような内容でした。
かつてTV番組に出演した母・椿の言葉を受けて、遂に見つけたタマちゃんが剣道をやる理由とは――。
タマちゃんに 「どうして剣道をやっているのか」 と聞かれて、キリノ、サヤ、ミヤミヤ、サトリが答えた一番の目標。
もしかしたら 「タマちゃんに勝つこと」 なのかと思いましたが、さすがにそこまで無謀な目標は立てていなかったようで、
「タマちゃんみたいになること」 が全員の一致した目標でした。
タマちゃんの母親、椿がタマちゃんに伝えたかった思いこそが 「剣道の楽しさ」、「剣道に対する感謝の気持ち」 であり、
椿の 「思い出」 は無くても、椿の 「思い」 をちゃんと受け継いでいたタマちゃんは、自分でも気づかないうちに剣道の
楽しさを周りのみんなに伝えていたんですね。
そしてタマちゃんの見つけた答えが 「コジローのような先生になりたい」。
今まで教師としても剣道に対しても中途半端な状態が続いていたコジローにとっては、全てが報われる言葉になります。
半ば無理やり剣道部に引き込んで、コジローの方こそ剣道の楽しさを再確認させてもらったタマちゃんが、教師としての
コジローにあこがれると言ってくれたのだから、本当に 「教師になって…剣道をやってて良かった」 という思いでしょう。
ついでにレイミの母親もすっかりコジローの顔を忘れてるみたいで、教師生活続行フラグも立ちましたし。
この展開で最後のページが竹刀だけとか言ったら、ホントに 「今まで応援ありがとうございました」 とか書いてあっても
おかしくないと思っちゃいます。でも、ちゃんと 「つづく」 と書いてあったのでウラとの対決まではやりそうですね。
舞台はまたテレビの企画になりそうですが、展開的にエリナとの再戦もあったりするんでしょうか。
でもタマちゃんの目標からして、心から剣道を愛しているウラやエリナに 「剣道の楽しさを伝える」 ってことでも無い
でしょうから、やっぱりここから先はボーナスステージみたいなもんかなぁ、とも思います。
―― 第114話 「剣道と女子高生D」 (了)
画像の著作権は全て著作権者に帰属します : © 2010 Masahiro Totsuka © Aguri Igarashi