ヤングガンガン月イチ連載中、緑のルーペ氏(原作協力:フジワラキリヲ氏)の描く、最先端ボーイミーツガールストーリー。
「ブラパ THE BLACK PARADE」 の第2話です。
「THE BLACK PARADE Is Dead!」 ――
第1話で 「ブラパ」 というタイトルの意味を色々妄想もしましたが、2話のサブタイトルを最初に見て… 「Dead」 !?
「ブラパは死んだ」 って何!? ―― と思って読み進めていくと、なるほど…… ”シルバード” ですか(笑)。
「クロノ・トリガー」 はプレイしましたが、シルバードの名前は忘れてましたねぇ。
しかし、フジノが特に黒くもないこの乗り物に、この名前を付けたということは、何かしらの由来があるんでしょうけど、
それが何かはまだわかりません。謎と伏線は重要です。
さてさて。留美に敗衄し、失意の底に沈むフジノ。しかし勝者である筈の留美も、欺瞞の末に掴んだ栄光に、徐々に良心の
呵責に苛まれ始める。純粋で真っ直ぐな少女を欺いたことに対して。そしてフジノが寄せてくれる、信頼に対して。
それゆえ、フジノが友達になって欲しいと言ってくれた時にも、嬉しい反面……いや、嬉しいと思ったからこそ留美は
その喜びをを素直に感情に表すことが出来なかったんでしょう。フジノが言う 「対等な関係」 という立場が、留美の中で
既に成り立たないことを知っていたから。自分はその権利を放棄してしまっていたから。
「友情の契約」
なぜ、フジノがこの言葉を選んだのかはわかりませんが、留美にとってはフジノとの友情に 「契約」 という言葉を使うのが
ぴったりと当てはまったようです。『契約というならば、俺には支払うべき負債があるんだ』 、と。
「負債」 とは何か。まぁ当然この場においてそのまま 「借金」 の筈も無いので、「信頼」 とでも置き換えればいいのかな。
本来得られる筈のない信頼を与えてくれたフジノに対し、これから少しずつでもその信頼に応えることで 「返済」 していく。
そして留美が負債を完済した時、やっと 「対等な関係」 となり、本当の意味での 「友達」 になれるのかもしれません。
フジノの瞳の☆は、落ち込んでいる時には見えなくなるんですねぇ。感情によって現れたり消えたりするということなのか。
ぴこぴこ動く触覚もしおれてるし、この2つが無いと普通すぎてフジノの魅力がちょっと薄れる気がします。
やはりフジノの瞳には希望に輝く☆があり、不遜な態度と戦っている姿が良く似合う、ということで ――
『彼らに戦争を仕掛けましょう』
まるでどこかの戦場ヶ原さんのような物言いをするフジノ。新たなる戦いの幕が開く。
フジノが予言した通り、二人はきっとこれからさまざまな危機に遭遇することになる。
『取り戻すわよ、私たちのブラックパレードを』
神聖なる決闘の果てに掴んだ 「奇跡」 を …… 大切な居場所を蹂躙した侵略者には、然るべき報いを。
”The Black Parade” に乗って、いざ往かん冒険の旅へ。
―― 2.「The Black Parade Is Dead!」 (了)
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