「ガールズ&パンツァー GIRLS und PANZER」 監督:水島努 |
ハートフル・タンク・ストーリー 「ガールズ&パンツァー」 の第1話、 「戦車道、始めます!」 の感想です。
自分には、軍事分野の造詣はまったくありませんので、その方面の考察などはありません。
いきなり戦車の砲台に視点を固定しての長回しと、ド派手な色彩の戦車の登場に興味を惹かれます。
本来は3話から始まる、聖グロリアーナ戦の一部を冒頭に持ってきたあたりは、「ガールズ&パンツァー」 がこういうアニメ
だということを、視聴者に印象付ける意味合いもあるのかな、と。これがあることで、今までほとんど無かった戦車をメインに
据えたアニメというのが、どんなものか想像することが出来ますし、思っていた以上の期待感を持たせてくれたと思います。
逆にこのシーンを入れなければ、1話は最後にボロボロの戦車が一台出てくる学園モノでしか無いですし。
1話では、一度戦車道から逃げ出したみほが、生徒会の策略によって再び戦車に乗る決心をするまでの過程を描いてますが、
ここで長々とみほを葛藤させたりすることなく、「友達のために」 早々と決断させたのは良かったと思います。
みほが、自分よりも他人の気持ちを優先して考えてしまう性格だということもわかりますしね。
逆に、生徒会は人の気持ちを無視する横暴さを見せたことで、今回に限れば少し不快な印象を与えてるかもしれません。
登場人物がかなり多いアニメですが、いきなり大勢のキャラが入り乱れて、色々やられても混乱するだけなので、初回は
メインとなるみほ、沙織、華に友情が芽生える過程を中心にして、後は生徒会を絡ませたくらいで済ませたのは、個人的に
良かったと思います。
1話で好きなシーンは、冒頭の長回し、戦車道の説明で瞳を潤ませる優花里、最後にW号を背にして振り返るみほ、かな。
それと、茨城らしく納豆を食べてる沙織の横で、顔に似合わず山盛りのご飯にラーメンと酢豚という、大食いな華が笑えました。
―― ガールズ&パンツァー 第1話 「戦車道、始めます!」 (了)
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